IMSA:波乱のセブリング12時間でアキュラ勢は苦戦を強いられる
2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦のセブリング12時間は、最終盤で大波乱となった。メカニカルトラブルと首位争い中の接触により、残念ながらアクキュラ勢にとっては苦い結果となった。

10号車Konica Minolta Acura ARX-06、60号車Meyer Shank Racing w/ Curb Agajanianともに首位に浮上する場面もあり、レース後半になっても十分に優勝を狙える位置にいたが、残り2時間を切ったところで60号車にサスペンション関連のトラブルが発生し、左のリアホイールが脱落するアクシデントに見舞われた。

ピットクルーの懸命な修復作業により、60号車は残り20分でレースに復帰し、GTPクラス6位でチェッカーフラッグを受けた。

10号車は12時間かけて行われたレースの残りあと20分というところまでトップを争いたが、多重クラッシュに巻き込まれ、リタイアを喫した。GTクラスのグループを切り抜けようとするなか、7号車Porsche Penske Motorsportのマチュー・ジャミネットがフィリペ・アルバカーキの駆る10号車に接触してグリーンに押し出され、コースに戻ったところで再び2台がクラッシュし、他のマシンも次々に巻き込まれるという状況に。幸いにも、大きなケガを負ったドライバーはいなかった。10号車はそこでレースを終えることとなったが、クラス4位を獲得している。

2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第3戦となるアキュラグランプリ・オブ・ロングビーチは、4月14日から16日にかけて南カリフォルニアで開催される。

トム・ブロンクビスト(Meyer Shank Racing w/Curb-Agajanian)
「ホイールが脱落するまでは、順位はともあれ少なくとも表彰台を十分に狙えると思っていましたが、残念ながらトラブルの影響が大きすぎてとても残念な結果となりました。ただ、トラブルはどうしても起こるものです。重要なのは、ここから学び、今後は同じことが起こらないように課題を最小限にすることです」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権