IMSA:マツダ、マルティマティックモータースポーツとの提携を発表
マツダは、現在新型コロナウィルス(COVID-19)の蔓延抑止のため中断しているIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に出場する公式チームがカナダに本拠地を置くエンジニアリング会社「マルティマティック」社のモータースポーツ部門「マルティマティックモータースポーツ」がオペレーションすると発表した。

マツダUSAは、レースカー開発とチーム運営の経験をもつマルティマテックに、同社の頂点活動であるIMSAシリーズのチームオペレーションを委託する、と説明している。

「マツダUSAは、IMSAシリーズの再開と同時にマルティマティックと共にレース活動できることを楽しみにしています。彼らと共に、共通の目標であるIMSAシリーズにおけるドライバー選手権、マニュファクチャラー選手権タイトル獲得を目指します」と、マツダUSAモータースポーツ担当ダイレクターであるネルソン・コスグローブは語っている。

「マルティマティックのマネジメントやエンジニアリンググループは、すでに我々と緊密に活動しており、一丸となってプログラムを推し進めるつもりです」

本年シーズンのIMSAドライバーラインアップには変更ない。マツダRT24-P 55号車はジョナサン・ボマリートとハリー・ティンクネルのレギュラーコンビに、デイトナ、ワトキンスグレン、ロードアトランタ、セブリング戦で構成されるミシュラン耐久選手権には、サードドライバーとしてライアン・ハンターレイが加わる。また、開幕戦のデイトナ24時間レースで総合2位となったマツダRT24-P 77号車には、オリバー・ジャービスとトリスタン・ヌネスをレギュラーとし、耐久シリーズ4戦にはオリビエ・プラを加えた3名体制となる。

2017年シーズン途中から提携関係をスタートしたドイツのチームヨーストとのジョインチームとしては、早くも2019年シーズンに開花し、同年のワトキンスグレン6時間でマツダRT24-Pが初優勝を飾ると、続くカナディアンモータースポーツパーク戦、ロードアメリカ戦でも優勝を飾っている。本年のデイトナ24時間レースでは、77号車が2年連続のポールポジションから24時間をノートラブルで走破。チーム過去最多周回数を走り切り、65秒差の準優勝となった。チームヨーストとの提携は、この3月に予定されていたセブリング12時間レースが最後になる予定だったが、同レースが延期となったためデイトナが最後のレースとなった。

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カテゴリー: F1 / IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権