ハンガリーにF1開催を見据えた『バラトンパーク・サーキット』が完成
ハンガリーに新しいサーキット『バラトンパーク・サーキット』が正式にオープン。サーキットのオーナーたちは、国際的なモータースポーツのためにFIAグレード1のステータスという大きな目標を掲げている。

4年間の建設と2億ユーロ(約296億円)以上の投資を経てオープンしたバラトンパーク・サーキットは、ブダペストの南西87kmに位置するバラトン湖に隣接しており、「15年以上にわたって中央ヨーロッパで建設されるFIA規格の最高峰のレーストラック」と銘打たれている。

16のターンを有する反時計回りのこのサーキットは、FIAグレード2ライセンスを取得しており、F1以外のFIAサーキット・モータースポーツの大半のカテゴリーを開催することができるようになっている。

サーキットのオーナーは、FIAグレード1の基準で建設され、観客収容人数を最大12万人まで増やすことができることを確認し、最高レベルのライセンスを申請することができるようにしてある。

ブダペストのハンガロリンクで開催される現在のハンガリーGPの契約は2027年までとなっており、最近、同会場は施設の改善とMotoGPをイベントリストに加えるためのアップグレードを発表している。

バラトンパーク・サーキットで開催される最初のイベントは、ポルシェ・スポーツカー誕生75周年を記念した2週間のドライブプログラム「ポルシェ・オン・トラック」で、その後、6月10日に1日限りのイベント「フェスティバル・オブ・ドリームズ」が開催される予定となっている。

F1レースで3度優勝しているジャンカルロ・フィジケラが発表会に出席し、このサーキットがいかに「素晴らしいレース」につながるかを語った。

「バラトン・パーク・サーキットを初めて走ったとき、その特徴に感動した」とフィジケラは語った。

「このトラックにはすべてが揃っている。高速コーナー、難易度の高いヘアピン、クールなシケインがスリリングに混在するこのコースは、流れが良く、素晴らしいレースフィーリングを与えてくれる」

「最初のコーナーとバックストレートエンドは、オーバーテイクの絶好のポイントだ。全体として、バラトンパークは運転するのが楽しい場所だ」

F1 バラトンパーク・サーキット

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1ハンガリーGP