トップ3ドライバーの間でもフェラーリの“ハードタイヤを選択”が話題
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シャルル・ルクレールは、ミディアムでトップを走行した第2スティントまで優勝の可能性は見えていた。しかし、フェラーリは、ミディアムで17周を走らせた後、ルクレールにハードタイヤを履かせて最後まで走り切らせる決断をした。
だが、ハードでパフォーマンスを落としたシャルル・ルクレールは、結局、ソフトに交換するために再びピットイン。3番手から6位に順位を落としてフィニッシュした。
レース後のクールダウンルームで、ルイス・ハミルトンは、ハードタイヤに交換するというフェラーリの判断に最も困惑しているようだった。
ルイス・ハミルトンは「フェラーリはハードを履いていたの?」と画面に映し出されるマックス・フェルスタッペンのオーバーテイクシーンを見ながら質問。
マックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルは笑い、フェルスタッペンはシンプルに「Yeah」と答えた。
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また、レース後のSky Sports F1のインタビューで、シャルル・ルクレールはフェラーリのハードタイヤという決定は「大惨事」だと述べ、ジョージ・ラッセルがインタビューに割って入って慰めた。
「(戦略をどう説明するかは)まだ分からない」とシャルル・ルクレールは Sky Sports F1に認めた。
「僕はミディアムで非常に強いと感じたので、チームと話し、ハードを装着したことの背後にある考えを理解する必要がある。すべてがコントロールされていた」
「僕は無線でミディアムタイヤはとても快適で、フィーリングが良かったので、そのタイヤでできるだけ長く走りたいたと伝えた。なぜ違った決定を下したのかは分からない」
「ペースに関しては、僕としてはかなり満足だった。でも、特にハードで僕にとって大惨事だったレースの最後の部分を誰もが覚えているだろう」と話している途中、ジョージ・ラッセルがインタビューに割って入り、驚いた様子のルクレールと握手し、「運が悪かったね」と慰めた。
「改善するためにチーム内の問題について話し合うつもりだ」とシャルル・ルクレールは語った。
別のインタビューでジョージ・ラッセルは「奇妙なことに、フェラーリはハードを履かせた。このコンディションでハードを機能させる術はない。ルクレールに同情する。彼はシーズンを通して良い仕事をしている」と語った。
カテゴリー: F1 / F1ハンガリーGP