ニコ・ヒュルケンベルグ、久々の予選に「あたふたしてしまった」 / レーシング・ポイント F1イギリスGP
新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスの代役としてF1イギリスGPにレーシング・ポイントF1から急遽参戦しているニコ・ヒュルケンベルグは、8か月ぶりとなる予選をQ3から0.065秒差の13番手で終了。高速のシルバーストンでの身体的な要求に“あたふたしてしまった”と語った。

昨年末にルノーF1のシートを喪失してF1を離れていたニコ・ヒュルケンベルグは、金曜日の朝にレーシング・ポイントF1のファクトリーで45分間のシミュレーター作業だけで慣れないクルマに乗り込むことになった。

また、高速レイアウトで大きなGフォースがかかるシルバーストンは久々のF1走行となるニコ・ヒュルケンベルグにとって厳しい舞台となった。

「8か月振りに戻ってきて、まったく異なる環境に飛び込んで、以前に運転したことのないF1マシンにのってすぐにパフォーマンスを発揮することは大きなタスクだ」とニコ・ヒュルケンベルグは語る。

「本当に高速のチャレンジであるシルバーストンでコンディションが1日を通して変化しているときは特にね」

「だから、今日はちょっとあたふたしてしまった。特にセクター1でラップを完璧に決めるのはトリッキーだった」

金曜日とは異なる路面温度と風向きは異なる感触を与えた。チームメイトのランス・ストロールはQ3に進出して6番グリッドを獲得したが、ニコ・ヒュルケンベルグはQ2に0.065秒というわずかな差で13番手で終えることになった。

「僕たちはQ3に非常に近かったし、今週末に孤立無援の生活からやってきたことを考えれば満足している」とニコ・ヒュルケンベルグは語る。

予選Q2でニコ・ヒュルケンベルグはミディアムタイヤでの突破を目指したが、ペースに苦労してソフトに切り替えたことも理想的ではなかった。

「Q2でソフトタイヤとミディアムタイヤの両方を使用してリズムを維持することはチャレンジだったけど、ほぼ戦略を機能させることができた。これはチームと僕がうまく仕事ができていることを示している」

「マシンについても理解し始めているし、学習を続けて、素早く迅速することが目標だ。今夜は宿題をこなして、明日はポイント獲得を目指していく」

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カテゴリー: F1 / ニコ・ヒュルケンベルグ / レーシングポイント