ホンダF1、ニューウェイの要請に応えて2022年型PUをさらにコンパクト化?
レッドブルF1は、2月9日(水)に2022年F1マシン『RB18』を発表するが、 La Gazzetta dello Sportはマシンの詳細を入手したと報道。エイドリアン・ニューウェイが設計するマシンは2つの方法で気流が改善されていると伝えている。

イタリアのスポーツ紙であるLa Gazzetta dello Sportは、レッドブルF1の2022年F1マシン『RB18』はエイドリアン・ニューウェイのもう1台の傑作になるはずだと報道。グラウンドエフェクト効果での気流を改善するために2つのステップを踏んだと主張している。

まず、レッドブル RB18は、コックピットを前方に動かして、マシン後部の側面をタイトで長くすることを選択しているという。新しいマシンの形状は、より多くのダウンフォースを発生されることを目標としており、前輪の乱気流を最小限に抑える必要がある。

その結果、RB18は形状的にマックス・フェルスタッペンがタイトルを獲得したRB16Bとは完全に異なって見えると同紙は予想。同じままなのはノーズだけだと指摘している。

計画の2つ目はホンダF1の助けを借りたという。エイドリアン・ニューウェイはさらに狭いリアエンドを望み、La Gazzetto dello Sportによると、ホンダF1に昨シーズンよりもさらにコンパクトなパッケージを求めたという。

ホンダF1はその要望に応え、さらに燃料サプライヤーのエクソンモービルと協力して、E10燃料の導入によって失われた馬力を回復するための解決策を見つけているとしている。

ホンダF1は、2050年にカーボンニュートラルを実現するために2021年シーズン限りでF1から撤退。F1に従事していたリソースをカーボンニュートラル実現のために振り分けたいとしている。

しかし、ホンダのF1部隊が解散したとの情報はなく、逆にHRD-SakuraからHRC(ホンダ・レーシング)にF1部隊の名称を移し、F1エンジンの開発が凍結する2022年型の開発を継続。さらには当初は2022年までのレッドブルF1をサポートするという計画が変更され、知的財産権は譲渡せずに2025年まで日本で製造したF1パワーユニットをレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリに供給すると報じられている。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング