ホンダ、F1撤退でインディカーの次世代ハイブリッドユニットに技術移転
ホンダのインディカー活動を運営するHRD(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)のデビッド・ソルターズ社長は、ユニット自体はサードパーティによって構築されるにも関わらず、2023年のインディカーのハイブリッドシステムは依然として満足のいくエンジニアリングの課題を提示しているおり、開発にはF1から撤退するホンダの技術が移転されると語る。

自動車業界は全電化への道を進んでいるが、インディカーは2023年からハイブリッドエンジンを導入する。

その動きは完全に遅れをとっているのではないかと質問されたデビッド・ソルターズは「関連するテクノロジーであることは確かだ。それは電化だ。かなり興味深いと思う」とコメント。

「それは我々のエンジニアたちに関係がある。我々はいくつかの非常に素晴らしいハイブリッドカーを作っているので、そのスキルを活用することができる」

「それには2つのことが上げられる。ハイブリッドに移行するが、現在、我々はバイオ燃料であるE85(85%エタノール)で効果的に競争しているので、それらについても学習している。それも楽しみにしている」

インディカーがハイブリッドシステムを構築するためにサードパーティを採用し、ホンダとシボレーの両方の今後の2.4リッターV6ツインターボエンジンに共通しているため、ユニットへのHPDのインプットはごくわずかだ。しかし、デビッド・ソルターズは、ホンダのようなテクノロジー主導の企業にとって、はフラストレーションではないと主張する。

「まあ、我々は手助けしているしね」とデビッド・ソルターズは語った。

「それを機能させることは、すべての人の利益になる。ご存知のとおり、供給されるテクノロジーはたくさんある。その多くは、それを適用して統合し、連携させることが重要だ。間違いなく、そこはいくつかの挑戦だと言うことができる」

「まだやるべきことがたくさんあり、学ぶべきことがたくさんある。そして、それはエンジニアにとって良いことだ。我々は何らかの形で追加の電化に取り組む必要があり、それはエンジニアがそれを統合してそのシステムを最大限に活用する方法について横方向に学び、考えるのに役立つ」

ホンダF1のテニクカルディレクターを務める田辺豊治は、今季限りでのF1撤退によって、そのリソースを使用することが可能になると語る。

「ハードウェア自体の仕様は少し異なりますが、すでに共同作業を開始しているため、ホンダF1とホンダインディカーの間で技術移転が行われています。一部の人々は協力して情報を共有し、開発にも取り組んでいます」と田辺豊治はコメント。

デビッド・ソルターズも「田辺さんが言ったように、我々は一緒に働いている」と語る。

「我々には、行ったり来たりしなければならない独自の週ごとの優先順位があるが、我々はコミュニケーションを図っている。我々は全員がホンダだ。そして、我々はコミュニケーションをとろうとしているし、それをするための良い方法がある・・・」

「そして、F1で電化の面で途方もない学習があったことが想像できるので、我々は利害関係者として共有しようとしている。我々はエンジニアであり、女性と男性を問わず、すべてのチームは非常に志を同じくしているため、可能な限り共有している」

「我々は自分の仕事に取り掛かる必要があり、これは我々をかなり忙しくさせているが、情報を共有し、一緒に話し、少しブレインストーミングを試みる良い方法がある」

「それがホンダの素晴らしいところだと思う。我々は皆同じ会社の下にあり、池の両側で人々が競争しているのはおそらく非常に珍しいことだ」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / インディカー