ホンダF1:2021年 第14戦 F1イタリアGP 予選レポート
F1イタリアGPは今季2度目のスプリント予選フォーマットで行われ、初日は60分間のフリー走行とノックアウト形式の予選が行われた。Hondaパワーユニット勢は、マックス・フェルスタッペンが3番手、ピエール・ガスリーが6番手と各チームそれぞれ1台がトップ6入りした。
全20台が出走したQ1では、各車がお互いのトウ(スリップストリーム)を使おうと駆け引きし、コース上には多くのトラフィックが発生。これをいかに避けるかがタイム向上のカギになった。Hondaパワーユニット勢は、4台揃ってQ1突破タイムをマークしたが、角田裕毅はベストタイムを記録した最終アタックでトラックリミット違反(コース外走行)の裁定が下され、17番手となってQ2進出を逃した。
Q2でも、各チームがコースインのタイミングを見計らったことで、ピットレーン上で混雑が起こる。マシン同士のニアミスがあった中、Hondaパワーユニット勢は混乱の影響を受けず、フェルスタッペン、ガスリー、セルジオ・ペレスの3台がそろってQ3へ進出した。
Q3では、レッドブル・レーシング・ホンダの2台が連なってコースイン。ペレスが先行してフェルスタッペンにトウを受けさせる戦略で、フェルスタッペンは1分19秒台に入れるベストタイムをマークして、3番手で予選を終え、ペレスは9番手となった。
ガスリーはここ数戦の予選の好調さを維持して、6番手タイムをマーク。明日のスプリント予選での3列目スタートを決めた。
明日のスプリント予選は、18周(最大30分間)で争われる。レース中のピットストップの義務はなく、スタートタイヤは自由に選択可能となる。
田辺豊治(ホンダF1)
スプリント予選形式で行われるイタリアGPの初日、本日はFP1に続いて明日のスプリントクオリファイセッション(レース)のグリッドを決める予選が行われました。レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が3番手を獲得、プラクティスの開始から通常よりやや苦戦していたことを考慮すると、結果はまずまずだと思っています。チームメートのペレス選手はQ3でトウを使うことができず、9番手となりました。昨年このレースで優勝したスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手については、今日も安定したパフォーマンスで6番手となり、今週末もいい走りを見せてくれることを期待しています。Q1を突破したかと思われた角田選手はトラックリミットにより17番手と残念な結果でしたが、マシンに速さはありますので、明日はオーバーテイクを見せてくれると思っています。1時間のプラクティスセッションの走行結果から予選開始までの2時間半のみでセッティングを決定しなければならないところが、通常スケジュールで行われるレースと大きく異なります。したがって、今日はチームとHondaのメンバーにとっていつも以上に時間との戦いとなりました。今週末は我々にとって簡単なレースにはならないと考えていますが、スプリントクオリファイセッション、そして本番レースと多くのチャンスもあると考えます。ポジティブな結果を得るべく、両チームと一緒にベストを尽くします」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「最高の予選とはなりませんでしたが、このコースでは僕らはいつも厳しい戦いになると考えています。FP1では期待よりも苦戦しましたが、予選を通じて挽回できたと思います。3番手に満足していますし、それ以上を望むのは現実的ではありません。スプリント予選ではもっと上位に近づけると思いますが、ここでは何が起きるか分からないので、プレッシャーはかけ続けていきます。明日の午前にはFP2があるので、そこでロングランペースに取り組めますが、このコースではロングストレートが厳しいはずです。それでも、明日はポイントを持ち帰れればと思います」
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日はとても満足のいく一日でした。すべてを出し尽くして、6番手に入るいいラップになったと思います。僕らはポテンシャルを最大限に引き出すことができ、特にQ3では全力でアタックすることができました。難しい予選で、ここではみんながトウを得るために猫とネズミの追いかけっこのような状況になるのがいつものことです。クリーンなラップを確保することが重要で、それが今日は上手くいったので本当にうれしいです。今日6番手に入ったことで、今季11回目のトップ6入りとなりました。この結果はチームの素晴らしい仕事ぶりを表していると思います。明日は18周の緊迫した戦いになります。上位のポジションを維持できるように挑み、日曜のレースでもいいポジションからスタートできるようにしたいです」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日は厳しい予選でした。明日のスプリントレースでは集団の中でポジションアップを狙いますが、DRSトレインの状態が続くので難しいかもしれません。ロングランのペースはよかったですし、レースでは色々なことが起こると思いますので、どうなるか楽しみにしています。日曜に向けて、いい状態に持っていけるようにしたいと思います」
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日は本当に残念でしたが、仕方ないことです。トラックリミットは誰にとっても同じ条件なので、そこでミスをしてしまったことが残念です。明日のスプリント予選は、DRSトレインの中でのレースになるので、オーバーテイクは難しく、厳しい戦いになると思いますが、ベストを尽くして順位を上げられるようにトライします。いいスタートを決めることが重要で、それが最大のオーバーテイクチャンスだと思います」
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1イタリアGP / スクーデリア・アルファタウリ
全20台が出走したQ1では、各車がお互いのトウ(スリップストリーム)を使おうと駆け引きし、コース上には多くのトラフィックが発生。これをいかに避けるかがタイム向上のカギになった。Hondaパワーユニット勢は、4台揃ってQ1突破タイムをマークしたが、角田裕毅はベストタイムを記録した最終アタックでトラックリミット違反(コース外走行)の裁定が下され、17番手となってQ2進出を逃した。
Q2でも、各チームがコースインのタイミングを見計らったことで、ピットレーン上で混雑が起こる。マシン同士のニアミスがあった中、Hondaパワーユニット勢は混乱の影響を受けず、フェルスタッペン、ガスリー、セルジオ・ペレスの3台がそろってQ3へ進出した。
Q3では、レッドブル・レーシング・ホンダの2台が連なってコースイン。ペレスが先行してフェルスタッペンにトウを受けさせる戦略で、フェルスタッペンは1分19秒台に入れるベストタイムをマークして、3番手で予選を終え、ペレスは9番手となった。
ガスリーはここ数戦の予選の好調さを維持して、6番手タイムをマーク。明日のスプリント予選での3列目スタートを決めた。
明日のスプリント予選は、18周(最大30分間)で争われる。レース中のピットストップの義務はなく、スタートタイヤは自由に選択可能となる。
田辺豊治(ホンダF1)
スプリント予選形式で行われるイタリアGPの初日、本日はFP1に続いて明日のスプリントクオリファイセッション(レース)のグリッドを決める予選が行われました。レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が3番手を獲得、プラクティスの開始から通常よりやや苦戦していたことを考慮すると、結果はまずまずだと思っています。チームメートのペレス選手はQ3でトウを使うことができず、9番手となりました。昨年このレースで優勝したスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手については、今日も安定したパフォーマンスで6番手となり、今週末もいい走りを見せてくれることを期待しています。Q1を突破したかと思われた角田選手はトラックリミットにより17番手と残念な結果でしたが、マシンに速さはありますので、明日はオーバーテイクを見せてくれると思っています。1時間のプラクティスセッションの走行結果から予選開始までの2時間半のみでセッティングを決定しなければならないところが、通常スケジュールで行われるレースと大きく異なります。したがって、今日はチームとHondaのメンバーにとっていつも以上に時間との戦いとなりました。今週末は我々にとって簡単なレースにはならないと考えていますが、スプリントクオリファイセッション、そして本番レースと多くのチャンスもあると考えます。ポジティブな結果を得るべく、両チームと一緒にベストを尽くします」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「最高の予選とはなりませんでしたが、このコースでは僕らはいつも厳しい戦いになると考えています。FP1では期待よりも苦戦しましたが、予選を通じて挽回できたと思います。3番手に満足していますし、それ以上を望むのは現実的ではありません。スプリント予選ではもっと上位に近づけると思いますが、ここでは何が起きるか分からないので、プレッシャーはかけ続けていきます。明日の午前にはFP2があるので、そこでロングランペースに取り組めますが、このコースではロングストレートが厳しいはずです。それでも、明日はポイントを持ち帰れればと思います」
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日はとても満足のいく一日でした。すべてを出し尽くして、6番手に入るいいラップになったと思います。僕らはポテンシャルを最大限に引き出すことができ、特にQ3では全力でアタックすることができました。難しい予選で、ここではみんながトウを得るために猫とネズミの追いかけっこのような状況になるのがいつものことです。クリーンなラップを確保することが重要で、それが今日は上手くいったので本当にうれしいです。今日6番手に入ったことで、今季11回目のトップ6入りとなりました。この結果はチームの素晴らしい仕事ぶりを表していると思います。明日は18周の緊迫した戦いになります。上位のポジションを維持できるように挑み、日曜のレースでもいいポジションからスタートできるようにしたいです」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「今日は厳しい予選でした。明日のスプリントレースでは集団の中でポジションアップを狙いますが、DRSトレインの状態が続くので難しいかもしれません。ロングランのペースはよかったですし、レースでは色々なことが起こると思いますので、どうなるか楽しみにしています。日曜に向けて、いい状態に持っていけるようにしたいと思います」
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「今日は本当に残念でしたが、仕方ないことです。トラックリミットは誰にとっても同じ条件なので、そこでミスをしてしまったことが残念です。明日のスプリント予選は、DRSトレインの中でのレースになるので、オーバーテイクは難しく、厳しい戦いになると思いますが、ベストを尽くして順位を上げられるようにトライします。いいスタートを決めることが重要で、それが最大のオーバーテイクチャンスだと思います」
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1イタリアGP / スクーデリア・アルファタウリ