ホンダF1 ニューウェイの「神経損傷」発言に困惑 渡辺康治「データはない」

ホンダ・レーシングの渡辺康治社長は、日本メディアの取材に対し、ニューウェイの発言には裏付けとなる数値データがないと説明。アストンマーティンとホンダの協力体制が、開幕直後から大きな注目を集めている。
渡辺康治「ニューウェイが代弁した理由に困惑」
ホンダ・レーシング社長の渡辺康治は、アストンマーティンのマシンを巡るエイドリアン・ニューウェイの発言について疑問を示した。
「ドライバー自身が、自分にしか分からない感覚的なことを言うならまだしも、なぜニューウェイが彼らに代わって話したのか、少し困惑しています」と渡辺康治は語った。
ニューウェイは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールがアストンマーティンのマシンを運転することで恒久的な神経損傷の危険にさらされる可能性があると公に主張していたが、ホンダ側はそれを裏付ける数値データを持っていないという。
ホンダ社長も現地入り 協力体制を再確認
今回の発言は、アストンマーティンとホンダの関係に緊張が高まっていることを示す最も明確な兆候のひとつとみられている。両者のパートナーシップは、シーズン序盤の苦戦を受けて厳しい視線にさらされている。
渡辺康治はまた、ホンダの三部敏宏社長がオーストラリアGPを訪れ、チーム共同オーナーのローレンス・ストロールと直接会談したことも明らかにした。両者の協力関係そのものが揺らぐ可能性もあるとの憶測が広がる中での訪問だった。
「三部社長はもともとエンジニアなので、我々にさまざまな技術的な示唆を共有してくれました。そして『できるだけ早く競争力のある環境を作ろう』という温かいメッセージもいただきました」と渡辺康治は語った。

開発体制の見直しを示唆
渡辺康治は、現在の状況が両組織の協力体制の見直しを必要としていることも認めた。
「我々は今までと同じままではいられません」
「開発を加速させなければなりません。それはパワーユニットの出力を上げることだけではなく、マシンと一体となってどのように開発を進め、スピードを上げていくかということです。我々はひとつのチームとして協力していきたいと思っています」
シルバーストンとの連携強化へ
そのため、アストンマーティンの本拠地であるシルバーストンとの連携強化が今後の重要課題になると渡辺康治は説明した。とくに今週末の中国GPの後、ホンダのホームレースとなる日本GPを前に体制を整える必要があるという。
「シルバーストンとの協力関係をさらに深めていくことも重要になると思います。そのために、経営を担当する立場として組織強化に取り組んでいきます」と渡辺康治は述べた。
メルボルンでは改善の兆しも
一方で、渡辺康治はオーストラリアGPの週末について、慎重ながらも前向きな評価を示した。
「今後に向けて改善のポテンシャルを感じる部分もありました」
「ランスは振動が『バーレーンの半分くらい』だと言っていました。その表現は感覚的なものかもしれませんが、いずれにしてもドライバーが以前より少し良く運転できる状態になっていることは明らかでした」
Source: GMM
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