ホンダF1、F1撤退後も2年間は有料でレッドブルF1をサポート
レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、今シーズン末でF1から撤退した後、ホンダが2年間は有料でサポートすることを明らかにした。

ホンダは今シーズン限りでF1から撤退することが決定している。今年、レッドブル・ホンダF1はタイトル獲得に向けて順調に進んでいるが、F1撤退という決定が覆ることはないとヘルムート・マルコは語る。

「日本人は彼らの決定を変えない。それは面目を失うことになるだろう」とヘルムート・マルコは Osterreich に語った。

レッドブルは、ホンダからF1エンジンの知的財産権を引き継ぎ、独自に運用するための会社『レッドブル・パワートレインズ』を設立している。英国勤務だったホンダF1のスタッフの中にはその会社に受け入れられる者もいるが、ホンダとして2年間有償でサポートがあるとヘルムート・マルコは語る。

「ホンダは今後2年間、有料でサポートしてくれる。そうすれば、独自のエンジンを使用できるようになる」

メディアでは静かですが、2025年以降の次のF1エンジン規制の問題は背景で泡立っている。

F1は夏までに新しいレギュレーション策定することを望んでいたが、バイオ燃料と増加した“ハイブリッド”が重要な部分であるため、現在、2025年F1エンジンは大幅に重くなることが懸念されている。

「新しいエンジンがクルマの重量を増すべきではありません」とF1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは主張する。

今季限りで退任するFIAのジャン・トッド社長も「クルマは何年にもわたって重くなってきた。我々はそれについて話し合っている」と Auto Motor und Sport に語った。

「必要のないテクノロジーがあるかどうかを確認する必要がある。結局のところ、我々はドライバーに違いを生み出してもらいたいと思っている」

ただし、一部のメーカーは、新しいエンジンが世界の他の地域の急速な“グリーン”ペースに追いつく必要があると主張している。

「2030年までに我々が誇りに思うエンジンでなければならない」とメルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは語った。

ただし、コストも大きな要因である。トト・ヴォルフは「新しいメーカーがこのスポーツに参入できることを願っている」と語った。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / スクーデリア・アルファタウリ