ホンダF1、F1モナコGPでのフロントローは2004年以来17年ぶり
F1モナコGPの予選でホンダのF1エンジンを走らせるマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がフロントロー2番グリッドを獲得。モナコGPでのフロントローはフェルスタッペンにとっては自身初、ホンダF1としては2004年以来17年ぶりとなる。

F1モナコGPの予選では、ホンダF1パワーユニット勢3台がQ3進出を果たした一方、赤旗中断により終了となり、マックス・フェルスタッペンがポールポジション獲得のチャンスを逃すなど、やや不満の残る幕切れとなった。

Q1では、多くのドライバーがコース上に留まって連続周回を行ったことから、目まぐるしく順位が入れ替わる展開とったた。その中でマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス、ピエール・ガスリーは順調にQ2へ進出。だが、角田裕毅はキャリアを通じて初走行となるモナコで、15番手のセバスチャン・ベッテルにわずか0.018秒及ばず、16番グリッドとなった。

Q2も僅差の戦いになりタイムが拮抗しただけでなく、7チームのドライバーがトップ10入る競争となった。この中で、マックス・フェルスタッペンは2番手、ペレスが5番手、ガスリーは8番手で突破を果たす。

Q3最初のアタックでは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップに立ち、フェルスタッペンが2番手で続く。残り時間がわずかとなった最後のアタックでは、フェルスタッペンがセクター1で全体ベストタイムをマークしてポールポジションを狙ったが、1回目のアタックでトップタイムを記録していたルクレールがプールサイドシケインでクラッシュ。セッションは赤旗中断となり、ルクレールはそのままポールポジションに残る一方で、フェルスタッペンは2回目のアタックを中断せざるを得ず、2番手のまま予選終了となった。

ピエール・ガスリーは赤旗中断前に素晴らしいラップをマークし、6番手に入る。セルジオ・ペレスは最終アタックでセクター2まで自己ベストを更新したが、最終コーナーのラスカスでトラフィックに遭遇して大きくタイムロス。9番手で予選を終えた。

マックス・フェルスタッペンは予選を通じて速さを見せ続け、モナコでは自身初となるフロントローに曲げた。14点差で追いかけるポイントリーダーのルイス・ハミルトン(メルセデス)は7番手に留まっただけに、明日のレースはタイトル争いにとっても重要な一戦となる。

マックス・フェルスタッペン
「ほんとうに上手くいっていたのですが、赤旗でポールポジションのチャンスがなくなってしまいました。ただ、ここまでいいレースウイークになっています。木曜からよく挽回できました」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1モナコGP