エステバン・オコン ハースF1に要求「僕のマシンを健全な状態にしてほしい」
エステバン・オコンは、オーストリアGPで再び苦戦を強いられたことを受け、ハースに対して自身のマシンが抱える問題の早急な解決を求めた。ここ数戦続くリアのダウンフォース不足は依然として改善されておらず、「まずは僕のマシンを健全な状態に戻すことが必要だ」と訴えている。

チームは週末を通して複数の空力パーツを交換したものの根本的な改善には至らず、現在はフロア周辺に原因があるとみられている。

好スタートもペース維持できず
オコンはレッドブル・リンクで15番グリッドから好スタートを決め、一時は11番手まで順位を上げた。しかしレース終盤はペースを維持できず、最終的には16位でチェッカーを受けた。

レース後、Crash.netに対してオコンはスタートには満足していたと振り返った。

「スタートは最高だった。蹴り出しも信じられないくらいうまくいった」

「チームと一緒にかなり努力して改善してきた部分だし、1周目と2周目の判断も良かった。どんどん順位を上げることができた」

「最初の9周くらいまでは戦えていたと思う」

しかし、その後は戦略面でも不運が重なったという。

「またセーフティカーのタイミングを外してしまった。今回もセーフティカーが出る前にピットへ入って、その5周後にセーフティカーが出た」

「デジャヴのような感じだけど、これは運の問題だ」

リアの問題でタイヤを壊してしまう
オコンによれば、本当の問題はリアのダウンフォース不足にある。

「残念ながら今回も大きく苦しんだ。正直、レース終盤はマシンをコース上にとどめておくのも難しかった」

「チームはリアの荷重不足を解決しようとできることはすべてやってくれた。でも問題はまだ残っている」

その影響はリアタイヤの摩耗に直結しているという。

「フロントウイングは最も寝かせた状態で走っているのに、リアタイヤを完全に壊してしまう。最後は周囲より3.5秒速かったどころか、3.5秒も遅かった」

「毎回ピットに入るまでは9周くらい楽しく走れる。でもその後は滑り続けてタイヤを壊し、みんなより1回多くピットストップしなければならなくなる」

「モナコでも同じだったし、バルセロナ・カタルーニャGPでも同じだった。そして今回もまだ問題は続いている」

エステバン・オコン(ハースF1チーム)

必要なのは『健全なマシン』
オコンは、現在のハースには2つの課題があると指摘する。

「良かった点は、持っていた戦力を最大限引き出せたことだと思う。でも本来いるべき位置とはあまりにもかけ離れている」

「問題は2つある。まずは僕のマシンを健全な状態にすること。そしてマシン全体のパフォーマンスを上げることだ」

「オリーのマシンが正常だとしても、それでもまだ全体的な速さは足りていない」

「同じ問題にずっと苦しんでいる。でもシルバーストンでも全力を尽くすし、問題が解決することを願っている」

フロア交換でも原因は見つからず
チームは原因究明のため様々な仕様を試してきたが、決定的な改善は得られていない。

「どうやら原因はフロア周辺らしい。彼(ベアマン)はフロア13を使っていて、僕は14を使った。15も試したけど、それでも差は残った」

「週末の最初にはリアウイングも変更したけど改善しなかった」

「フロントウイングも変更したけど効果はなかった」

「今のところ原因を見つけられていない。でもデータ上でははっきり現れている。本当に信じられない。こんな経験はキャリアで初めてだ」

シルバーストンではさらに多くの部品を試す予定だという。

「おそらく多くのパーツを順番に試していくことになると思う。少しでも良いものを見つけたい」

「まともに機能するフロアが1種類しかないなんてことはあり得ない。そんなことは今まで見たことがない」

「チームを全面的に信頼しているし、必ず原因を見つけてくれると思っている。ただ、この問題はもうかなり長い間続いている。その間に時間も失い、進歩も理解も失ってしまっている」

オコンのマシンはモナコGP、バルセロナ・カタルーニャGP、そしてオーストリアGPと3戦連続でリアのダウンフォース不足に苦しんでおり、ハースは依然として原因の特定に至っていない。シルバーストンではさらに多くの部品を試しながら原因究明を進める予定で、オコンが求める「健全なマシン」を取り戻せるかが、今後の巻き返しに向けた重要なポイントとなる。

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カテゴリー: F1 / エステバン・オコン / ハースF1チーム