F1 ホンダF1 ドイツGP
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、ブレンドン・ハートレが10位入賞、ピエール・ガスリーが14位完走を果たしたトロロッソ・ホンダのF1ドイツGPの決勝レースを振り返った。

トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが16番グリッド、ピエール・ガスリーは“戦略的”な理由によってパワーユニットを交換し、最後尾20番グリッドからスタートした。

ソフトタイヤでスタートしたブレンドン・ハートレーは、ダニエル・リカルドのリタイアによるダブルイエロー時にピットインしてミディアムに交換。終盤に雨が降り、セバスチャン・ベッテルがクラッシュしてセーフティカーが入った際にウルトラソフトに交換。一時は7番手に浮上するも、徐々に順位を落として11位でチェッカー。しかし、カルロス・サインツに10秒ペナルティが科せられたことで1つ繰り上がり10位入賞。自身2度目のポイントを獲得した。

ピエール・ガスリーもソフトタイヤでスタート。後方で苦しい戦いを強いられ、終盤に雨が降った際にフルウェットに交換するギャンブルに出たが、コンディションはそこまでウェットにはならず、再度ピットインして順位を落とす。だが、その後も粘り強い走りで14位でフィニッシュした。

「予測が難しい雨により波乱となったレースの中で、2台のマシンが完走できたことはよかったと思います」と田辺豊治はコメント。

「また、ハートレー選手は16番手からのスタートでしたが、最後に粘りを見せて確実にポイントを獲得してくれました」

「ただ、ここ数戦を観ると我々のパッケージにはまだ課題が多いと思っています。来週のハンガリーGPにむけて早急に現状分析を行い、パフォーマンス改善に努めます」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1