ホンダ F1 オーストリアGP
ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1オーストリアGP 金曜フリー走行を振り返った。

ホンダは、今週末のF1オーストリアGPで初日から2台のマシンに“スペック3”のパワーユニットを投入。フリー走行1回目で両ドライバーがトップ10入り、FP2でもフェルナンド・アロンソが8番手タイムを記録するなど前進を確認した。

「先日のアゼルバイジャン初日でのフェルナンドの走行の中でポジティブな結果を得られていたスペック3のパワーユニットを、ここオーストリアでは二台のマシンに搭載しています」と長谷川祐介はコメント。

「まずはパワーユニットに大きなトラブルなく初日を終えられたことは良かったと思っています。セッションの中では、両ドライバーともにコンスタントにペースを刻み、まずまずの速さを見せてくれましたし、我々のパフォーマンス向上について一定の前進を確認できたと思っています」

「今日の結果だけで我々の現在の競争力を判断することは難しいですが、それでも今週末にポイントを獲得するチャンスは十分にあると考えています」

「もちろん、気温が高く天気も不安定など、不確定な要素はいくつかありますが、まずは明日の予選で二台揃ってのQ3進出を図るべく、チーム一丸となり万全の準備を進めます」

マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ホンダのスペック3のパワーユニットによる前進を感じていると述べた。

「ここオーストリアでの初日は、かなり収穫の多い一日だった」とエリック・ブーリエはコメント。

「今回はホンダがスペック3というアップグレード版のパワーユニットを両マシン用に持ち込んだが、パフォーマンス面で比較的有効な進化を遂げられたようだ」

「フェルナンド、ストフェルともにマシンのセットアップがまだ不十分だと感じている状態だが、今日のラップタイムをみる限り我々は比較的競争力があるように思える」

「明日の予選に向けて最適なセットアップにするには、今夜しなければならない仕事がまだかなり残っている。ただ、ここオーストリアでチームがいい流れに乗れていることはポジティブに捉えている」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1オーストリアGP