ホンダF1 (ヨーロッパGP予選)
ホンダは、F1ヨーロッパGP予選で、ジェンソン・バトンが16番手、ルーベンス・バリチェロは19番手だった。

予選第1セッションで、バリチェロは、アタックの度にタイムを更新したものの、マシンコントロールに苦しみ、19番手に終わった。一方のバトンは最初のアタックで、午前中のタイムをコンマ7秒縮める1分38秒880のタイムを出し、5番手に。ところがチェッカー直前の2度目のアタックは、途中でタイムをロスし、更新できず。このセッションは、1秒以内に16台が争う熾烈なレースとなり、バトンは15番手のタイムにコンマ1秒及ばず16番手で予選を終えた。

ジェンソン•バトン (16位)
「今週末はずっと速かっただけに、予選には本当にがっかりした。プライムタイヤ(ハード側)での最初のアタックは良かった。Q3の最後の走行で、ただタイヤの選択を間違っただけだ。オプション(ソフト側)ではまったくグリップが得られず、戦闘力を発揮できなかった。最後の走行は、プライムで走ったときより遅かった。路面状態が改善し続けているサーキットでは、起こりえないことだ。前に進めるだけの速さがあっただけに、本当に落胆しているが、今日はこれ以上やりようがなかった。」

ルーベンス・バリチェロ (19位)
「僕らにとって、今日はものすごく悔しい一日だった。午前のフリー走行でバランスを見つけることができず、それが予選の準備に影響した。午後には、特にリアのロックに苦戦し、そのためにタイムをロスして、攻めの走りができなかった。ここでの最初のレースを、グリッド後方からスタートしなければらならないのが残念だ。」

スティーブ・クラーク レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
「われわれのフリー走行でのペースは大変良く、休暇とここでの週末で、明らかにマシンを進化させることができていた。今日、1台はトップ10に入れると思っていた。ルーベンスは一日を通してマシンコントロールに苦心し、問題を解決することができなかった。しかしながら、予選Q1の最初のアタックで、プライムタイヤを履いたときにそうだったように、ジェンソンのマシンの動きは良かった。その後、彼はオプションタイヤに履き替えたが、それがまったくうまくいかず、タイムを更新することができなかった。中団のタイムは非常に接近しており、Q2の戦いから締め出されてしまった。われわれのグリッドポジションからいって、レースは難しいものになる。明日のマシンの動きが良ければ、ドライバーらは前にいる遅いクルマと戦うことになるが、オーバーテイクは難しいだろう。しかし、ここではレース中にトラブルが起きそうだ。オフラインでは非常にトリッキーで、別カテゴリーのレースで見たように、復帰が難しい場所もいくつかある。だから、セーフティカー出動の可能性も高いだろう。今は、戦略を可能な限り堅固なものにし、いかなる機会も活用できるように集中したい。」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1