ルイス・ハミルトン フェラーリF1初勝利でファンに感謝「暗闇から救ってくれた」

昨季はフェラーリで苦戦を強いられ、表彰台獲得も果たせなかったハミルトンだが、今季は開幕7戦で1勝と3回の表彰台を記録。復活の背景には、家族や友人、そしてファンの存在があったという。
ハミルトン「ファンが僕を救ってくれた」
ハミルトンはフェラーリの公式SNSで、昨年の苦しい時期を振り返りながらファンへの感謝を口にした。
「本当に大きな感謝を伝えたい。皆さんの支えがなければ、僕は今日ここに立っていなかった」
「皆さんは昨年、本当に僕の人生を救ってくれた。人生の暗い場所、困難な時期から立ち上がる力を与えてくれた。この勝利を皆さんに捧げたい」
さらにSky Sportsの取材では、2025年シーズン中にファンから掛けられた言葉が大きな支えになったと明かした。
「ネガティブなことを言う人たちの声は、しばしば燃料として使ってきた」
「でも本当に僕を救ってくれたのはファンだった。昨年、多くのファンが『自分が何者かを忘れないで』と声を掛けてくれた。その言葉は強く心に響いた」
「どうやって再び自分自身を見つけるのか。どうやって軸を取り戻すのか。どうやって前へ進む勇気と力を見つけるのか。そんなことを自問していた」
批判に苦しみながらも再出発
ハミルトンは、自身への批判が精神的なダメージを与えたことも率直に認めた。
「僕も人間だ。もちろん目にするし、深く傷ついた瞬間もあった」
しかし昨年末から環境を変え、精神面の立て直しに取り組んだという。
「その世界から距離を置いた。家族や友人たちと多くの時間を過ごした。彼らはずっと僕を信じてくれて、一度も疑わなかった人たちだ」
「そしてクリスマスから新たなミッションを始めた」
ハミルトンは2025年末、自身のスマートフォンを『ゴミ箱に捨てる』と表現し、SNSや外部の雑音から距離を置く考えを語っていた。そうした取り組みが精神面の再構築につながったようだ。

昨季は負傷も抱えていた
ハミルトンは今回、2025年のバルセロナ・カタルーニャGPで負傷し、その影響が数か月間続いていたことも初めて明かした。
「昨年の序盤、このサーキットで負傷した。そして数か月間その状態を抱えていた」
「だから自分を良い状態に保つために、これまで経験したことがないほど厳しいトレーニングを積んだ」
負傷の詳細については明かさなかったが、苦戦していた昨季の背景には身体的な問題もあったことがうかがえる。
フェラーリ初勝利で取り戻した自信
現在ドライバーズランキング2位につけるハミルトンは、自信を取り戻すために最も重要だったのは自分自身を信じ続けることだったと語る。
「自分自身を二度疑いしてはいけない。自信を失ってはいけない。心の奥底で自分を信じ続けなければならない」
「そうした考え方を自分のメンタリティに再び組み込むことができた」
「ここまで心を再構築して、かつての自分を取り戻した」
そしてフェラーリ移籍後初勝利の余韻に浸りながら、象徴的な言葉で締めくくった。
「今夜はこの赤いシャツを着たまま眠るかもしれない」
「胸に跳ね馬のエンブレムがあるのは、本当に素晴らしい気分だ」
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