ルイス・ハミルトン フェラーリF1の課題を指摘「現時点では速さが足りない」
ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2026年F1日本GPの金曜プラクティスを終え、フェラーリF1は現時点でライバル勢に対して十分な速さがないとの認識を示した。

フェラーリはフリー走行1回目、2回目ともに5番手と6番手に留まり、鈴鹿サーキットではマクラーレンやメルセデスに対して後れを取る形となった。ハミルトンはFP2を6番手で終え、トップのオスカー・ピアストリから0.847秒差だった。

ハミルトン「現時点ではただ速くない」
ルイス・ハミルトンは、マシンの挙動について聞かれると、これまでにも経験してきた傾向に近いものだと語った。

「ここで以前に経験したものと似たようなことだと思う」

「素晴らしいサーキットだ。クルマ自体のフィーリングは全体としては悪くない。ただ、現時点では単純に速さが足りないと思うし、原因はバランスにあると思う」

「一晩かけてしっかり取り組んで、どうすればもっと良いセットアップにできるのかを見つけないといけない」

土曜日にフェラーリが差を縮められるかと問われたハミルトンは、現状では簡単ではないとの見方を示した。

「難しいと思う。結局のところ、今のところストレートではかなりタイムを失っていて、マクラーレンと比べるとターン1までにコンマ4秒ある」

「だからデプロイメントもその一部だし、そこはもっと良くできるはずだ」

「それに、もしセットアップを正しいところに持っていければ、クルマからさらにパフォーマンスを引き出せる余地もあると思う」

鈴鹿で浮かんだ電力マネジメントの難しさ
2026年F1レギュレーションについて好意的な立場を取ってきたハミルトンだが、鈴鹿ではエネルギーマネジメントの難しさがドライバーにとって負担になっていることも認めた。

「スーパークリッピングは間違いなく良くない」

「スーパークリッピングをしなければならないのは良くないことだ。場所によっては、もうパワーが残っていないから、いわば惰性で進入していくような感じになる」

「このサーキットに関して言えば、それが今回のルール変更でいちばん楽しくない部分だと思う。でも、それ以外のセクションではクルマのフィーリングは本当にいいし、運転していてやはり素晴らしい」

ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) F1 日本GP

フェラーリ首脳陣も現状を冷静に分析
一方、フェラーリのスポーティングディレクターを務めるディエゴ・イオベルノは、金曜の勢力図はおおむね想定の範囲内だったと説明した。

「ギャップはおおよそ我々の予想通りだと思う」

「特にショートランに関しては、最初の2戦とかなり近い傾向でもある。それでも、改善を目指していかなければならない」

「我々はできることをやっている。データを分析し、クルマのマネジメントに関する小さな問題を修正しようとしている。ドライバーたちも完全には満足していないし、ルイスが自信の欠如について不満を口にしていたのも聞いたと思う」

「このコースは難しいし、後半区間は新舗装になっている。重要なポイントは、1周目からタイヤをしっかり機能させることになるだろう」

フェラーリにとって鈴鹿初日は、戦闘力不足とセットアップの難しさがあらためて浮き彫りになった一日だった。ハミルトンが指摘したストレートでのロスと、ドライバーが求める信頼感をどこまで改善できるかが、予選以降の巻き返しの鍵になりそうだ。

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ / F1日本GP