ルイス・ハミルトン F1イギリスGP決勝「ウェットでのフェラーリは運転困難」

ハミルトンは今季ここまで続けていた母国GPでの表彰台フィニッシュを、4位という結果で終えた。表彰台争いには絡んでいたものの、レース終盤でザウバーのニコ・ヒュルケンベルグを追い詰めきれず、最終的には5秒差でゴール。これにより、フェラーリでのグランプリにおける自己最高位タイとなった。
レース後、ハミルトンは次のようにコメントした。
「みんなにとって厳しい一日だったと思う。自分が望んでいた結果ではなかったけど、ポイントは取れた」
「このコンディションでここを走った中で、これほど運転が難しいマシンは初めてだった」
一方で、チームメイトのシャルル・ルクレールは14位に終わり、レース序盤から苦戦。スタート前のタイヤ選択で誤り、終盤のスリックタイヤ走行中にはコースオフするなど、ミスが重なった。

ハミルトンはSF-25のウェット性能についても苦言を呈した。
「このマシンは信じられないほど運転しづらかった。今日は多くのことを学んだし、得られたものも多かった。ウェットでこのマシンを運転したのはまだ2回目なんだけど、本当にどれだけ難しいか言葉で表現できないくらいだ」
「このクルマはウェットが得意じゃない。でも今回のレースで得られたデータはたくさんあるから、来年のクルマを設計しているエンジニアたちと一緒に見直していきたい。今のマシンの要素の一部は来年に引き継がれるからね」
また、路面が乾いてきた後もマシンの感触は改善されなかったという。
「特に良くなった感じはなかった。完全にドライになった終盤は多少マシになったけど、それでも11コーナーではワイドになってスピンしかけた」
「今日はたくさんミスした」と締めくくり、難しい週末だったことを認めた。
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