ルイス・ハミルトン F1カナダGPで不名誉な記録を更新
ルイス・ハミルトンは、F1カナダGPでこれまでにない不名誉な記録を更新し、さらに別の記録にも並ぼうとしている。

モントリオールで6位に終わったハミルトンにとって、これは7勝を挙げたこのサーキットでの自己ワースト成績となった。また、フェラーリ加入後も表彰台には届かなかった。

今季からフェラーリに加入したハミルトンだが、未だグランプリでの初表彰台を獲得できておらず、F1参戦19年目にして初めて、シーズン最初の10戦で一度も表彰台に立てなかったことになる。

ちなみに2009年には、前年のワールドチャンピオンとして参戦したハミルトンが、シーズン第10戦のハンガリーGPでようやく初表彰台(優勝)を記録していた。

今回のカナダGPでトップ3に入れなかったことで、今季の開幕から表彰台なしの記録は少なくとも11戦に達することが確定した。次戦はオーストリアGPが控えている。

ハミルトンが最後に表彰台に立ったのは、2024年のラスベガスGPでメルセデス時代に2位を獲得したときで、それ以降はカタールGP12位、アブダビGP4位でシーズンを終えていた。

彼のキャリアにおける最長の表彰台なし連続記録は13戦で、これは2023年のサンパウロGPから2024年のスペインGPまでの間に記録されたもの。このときはスペインGPで3位に入って記録がストップしている。

つまり、フェラーリが好調を期待する次戦オーストリアGPでも表彰台に届かなかった場合、ハミルトンは自身のワースト記録を次のイギリスGP(14戦連続)で更新する可能性がある。

なお、ハミルトンは母国グランプリでの連続表彰台記録(11回)を保持しており、これは2014年以降、毎年必ず表彰台に上がっているという記録だ。

小さな救いとしては、ハミルトンが今なおマクラーレンでの最多連続表彰台記録(9回)を単独で保持している点だ。

今回のカナダGPでオスカー・ピアストリがその記録に並ぶ可能性があったが、4位でレースを終えたため、アイルトン・セナと並ぶ8回のままとなり、ハミルトンが1つ上回る形となっている。

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ / F1カナダGP