ルイス・ハミルトン マクラーレンF1の勝利は「メルセデスの問題がPUではない証拠」
ルイス・ハミルトンは、マクラーレンがF1で真のレースウィナーとしての地位を確立したことは、メルセデスが苦戦している要因がエンジンではないことを証明していると主張している。

マクラーレンは昨シーズン、未完成のマシンでポイント獲得に苦戦していたが、シーズン半ばのアップデートにより、レッドブルの最も安定したライバルとして台頭した。

2024年にその目覚ましい好転を土台にマイアミでのアップグレードパッケージを導入したマクラーレンは、目覚ましい復活を遂げ、ランド・ノリスがマイアミでF1初優勝を果たした。

しかし、メルセデスは、改良型のW15に新たな期待を抱いているにもかかわらず、マクラーレンとフェラーリの躍進に追いつくことができず、レッドブルとの差を縮めることはできていない。

ルイス・ハミルトンは、マクラーレンがメルセデスのカスタマーチームとして継続的に進歩していることは、メルセデスのパワートレインが依然として最強の部類に入ることを証明していると考えている。

マクラーレンの最近の成功をどのように評価するか尋ねられたハミルトンは「エンジンが問題ではないことは、以前から分かっていたと思う。だからエンジンは素晴らしい」と答えた。

「その技術の開発において、彼らは素晴らしい仕事を続けていると思う。ハイブリッド分野においても、開発速度、性能、信頼性の面でトップレベルにある。だから、これまで一度も問題になったことはない」

「だから、僕たちのエンジンを購入する人は、それが何なのかを知っている」

「でも、マシンの面では、僕たちはここ数年間、最高の仕事をしてこなかったことを認識しており、それを修正するために全力を尽くしている」

ルイス・ハミルトン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

ルイス・ハミルトンは2008年にマクラーレンからF1デビューを果たし、ルーキーシーズンに前年のチャンピオンであるフェルナンド・アロンソとチームメイトとしてタイトル争いに加わった。

ハミルトンは2年目のシーズンに、その逃したチャンスを挽回したが、マクラーレンはその後タイトル争いに食い込むことができず、ハミルトンは2012年に退団した。

ランド・ノリスがマイアミで躍進するまで、マクラーレンは低迷期を耐え忍び、勝利は1回しかなかったが、ハミルトンはかつてのチームが再びトップに返り咲いたことを誇りに思っている。

「彼は(ノリス)素晴らしい仕事をしていると思う」とハミルトンは先週モナコで付け加えた。「オスカー(ピアストリ)も本当に素晴らしい仕事をしている」

「彼はここ数レース、不運に見舞われている。だから、2人の活躍と成長を見るのがとても楽しみだ。そして、何よりもマクラーレンが再び上位に返り咲く姿を見られるのがうれしい」

「僕は2007年から2012年まで、長い間マクラーレンに所属していた。彼らは僕にチャンスを与えてくれたので、心が温かくなる。だから、本当にうれしい」

「僕たちも彼ら(マクラーレン)と同じように、もっと近づけるといいと思っている。彼らは、正しい方法で仕事さえ進めれば、差を縮め、追い抜くことができるということを証明したと思う。僕たち全員にやる気を与えてくれた」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / マクラーレンF1チーム / メルセデスF1