ルイス・ハミルトン、大坂なおみのボイコット表明を支持「気持ちは同じ」 / F1ベルギーGP 木曜記者会見
メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、アメリカで起きたジェイコブ・ブレークさんの銃撃事件を受けて、テニスの大坂なおみを始めとする各スポーツの選手たちが大会をボイコットするという動きは“素晴らしい”と称賛。しかし、自分自身がF1ベルギーGPをボイコットしてもあまり意味はないと語った。

アメリカで新たに起きた銃撃事件は波紋を呼んでいる。NBAでは選手たちがコート入りを拒否してプレーオフ3試合が延期された。WNBA、MLB、MLSでも同様のボイコットが起き、試合が延期されている。

テニスの大坂なおみもニューヨークで開催されているウエスタン・アンド・サザン・オープンの準決勝を棄権(27日に撤回)を表明しており、ルイス・ハミルトンはで彼女の決断を「とても誇らしく思う」とInstagramで語っていた。

F1ベルギーGPの木曜記者会見では、F1で唯一の黒人ドライバーであるルイス・ハミルトンにも同じように抗議する計画はあるかとの質問がなされた。ハミルトンは、そのような行動を起こした人々と気持ちは同じだが、イベントのボイコットはアメリカのスポーツでやるからこそ意味があると述べた。

「まず、主催者、コメンテーターなどをはじめ、アメリカのスポーツの人々がやっていることは素晴らしいと思う。非常に多くの人々が立ち上がっている」とルイス・ハミルトンはコメント。

「選手たちは、本気で変化を起こそうとしている。でも、反応を得るためにそこまでしなければならないのは残念だ」

「でも、それはアメリカでやるからこそ意味がある。僕がここで何かしたからといって、大きな影響があるとは思えない。僕たちはアメリカでは、ベルギーにいるん。まだ誰とも話はしていないけど、たくさんの人々を心から誇りに思うし、気持ちは彼らと同じだ。僕はここで自分にできることをしたい」

「僕たちがレースをしないとしても、それでも続くかそうかは僕には分からない。でも、言ったように、僕はF1と話をして注意を喚起し、推進するための貢献を続けられるよう他に何ができるかを考えたいと思う。もちろん、僕たちはたとえ違うスポーツであっても同調し、お互いを支えあわなければならない」


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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1 / F1ベルギーGP