F1見聞録:ロン・デニスがハミルトンに植え付けた“犠牲の必要性”
元マクラーレンのボスであるロン・デニスは、ルイス・ハミルトンの責任感と“犠牲の必要性”は自分がキャリア初期の段階で提供したガイガンスに由来するものだと語る。

ルイス・ハミルトンは、カート時代の10歳のときにAutosport Awardsで初めてロン・デニスと初めて会った。自らロン・デニスに近づき、「僕はルイス・ハミルトンと言います。いつか、あなたのためにレースをしたいと思っています」と告げとのは有名なエピソ-ドだ。

昨年11月にオースティンで自身6度目のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンは、ロン・デニスから偉業を祝福するテキストを受け取ったことを明らかにし、自分を見出してくれたメンターへの感謝の気持ちを伝えた。

「ロンからテキストを受け取った。僕はとにかく愛を伝えたい。10歳のときに僕を見つけ、信じてくれてありがとうとね」とルイス・ハミルトンは語った。

「ロンが最初に僕に気づかなかったら、おそらく僕はここにいさえしなかっただろう」

今週、そのメッセージについて尋ねられたロン・デニスは、ルイス・ハミルトンの成功への彼自身の貢献についての考えを語った。

「ルイスは何年にもわたって成熟してきた。それは年齢とともに備わるものであり、当然のことだ。だが、私が彼について好きなのは、彼が忘れていないということだ」とロン・デニスは語った。

「私たちの関係は代理の父親と息子として非常に位置付けられていた。アンソニーはこれまでそれを不快に感じていたとは思わない。それはちょうど成年期にふさわしい時期だった」

「私は彼の言うことや彼がやっているいくつかのことに必ずしも同意するわけではないが、一つの知っていることがあり。彼は特定の人々から受けた援助への感謝を決して忘れないことだ。彼の父親、私、そして、マクラーレンのすべて人々に対してね」

「彼は専門知識と献身と犠牲の必要性を世界に示した、彼はそれをとてもよく示している」

「それはある種、彼のキャリアの初期の段階における彼への私のガイダンスとサポートの遺産だ」

マクラーレンを去って以来、公の場に姿をみせていないロン・デニスだが、最近、新型コロナウイルスと最前線で戦う英国のNHS(国民保健サービス/National Health Service)の労働者に無料の食事を提供するためのイニシアチブを立ち上げた。

ロン・デニスのDreamChasing財団からの100万ポンド(約1億3000万円)の寄付で賄われたこの組織は、NHSの労働者に100万食を無料で提供することを目標としている。

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / マクラーレン