ルイス・ハミルトン、アイルトン・セナのポールポジション記録にあと「1」
前戦F1スペインGPでポールポジション獲得数を64回に延ばして歴代3位に躍り出たルイス・ハミルトンは、あと1回でアイルトン・セナの65回という記録に並ぶ。1位はミハエル・シューマッハの68回。
アイルトン・セナは、F1モナコGPで5回のポールポジション、6勝を挙げている。
子供の頃からアイルトン・セナに憧れてきたルイス・ハミルトンは、自分のヒーローの記録に並ぶことはこれまで想像することができなかったとし、プレッシャーは感じていないと語る。
「グランプリを観て、家に帰って、ビデオを観て育ったし、それは決して色褪せない」とルイス・ハミルトンはコメント。
「家に帰るたびにアイルトンのレースを観て、モナコでの彼のレースのオンボード映像を観ている。トンネルから出てくるところとかね。『今の僕は毎年これをしているんだ！』と考える」
「もっと重要なことは、今、僕は彼の予選記録まであと1だということだ。現実のようには思えない。偉大なドライバーの間に自分がいることを本当に名誉なことだと感じている」
「まったくプレッシャーのようなものは感じていない。今週起こるかもしれないし、今週駄目でも、それは実現するだろう。生きている限りはどこかの段階でまたポールを獲得するだろうからね」
「プッシュし続けていくし、僕がここにたどり着くまでに家族や自分が成し遂げたことを考えれば、それは驚くべきことだと思う」
アイルトン・セナは、1988年のF1モナコGPのポールポジションラップを“意識を超えた領域”走りだったと振り返っている。
「アイルトンは、言葉の使い方が特別だったし、とてもうまかったと思う」とルイス・ハミルトンは語る。
「ちょっとモハメド・アリに似ているね。モハメドは、若者がそれを食いつくのを知っていたので、たくさん名言を唱えていたよね！」
「アイルトンも同じことをしたんだと思う。完璧なラップなど実際にはないとわかっているからね。常に改善できる。もちろん、限界に近づけたように感じるときは驚くべき感覚だ。毎年、その夢に近づこうとしている」
「ここでそれにとても近づけたと感じた良いラップをしたことがあるけど、僕は常に改善できるものだと言った。常にあちこちで数ミリメートル見つけることができる。それがこのスポーツの素晴らしい部分だ。完璧なラップを刻めるかどうかは僕にはわからない。完璧の次は何だろう？ それを超えるものなどないよね」
「常に追い求め、常にチャレンジするのが好きなんだ。目標は常に前に進むことだ。ほんの一瞬、それに触れられるかもしれないけど、そのあとはどこか他の場所に進んでいく。僕はそれが好きなんだ」
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