ハースF1チーム、2026年F1マシン『VF-26』を発表 “GR”ロゴを大胆に配置
TGRハースF1チームは、2026年FIAフォーミュラ1世界選手権を戦う新型マシン「VF-26」のデザインと新リバリーを発表した。VF-26は2026年シーズン全24戦で使用され、ドライバーはオリバー・ベアマンとエステバン・オコンが務める。開幕戦は3月6〜8日に開催されるオーストラリアGPだ。

チームはF1参戦11年目を迎えるアメリカのチームで、VF-26はソーシャルメディア上で公開された一連のデジタルレンダーを通じて披露された。

白を基調に赤のアクセントを配した新リバリーは、2026年F1の最新レギュレーションに基づいて設計されたマシンを彩っている。

2026年レギュレーションでは、マシンは小型・軽量化され、より機敏な特性となる一方で、ダウンフォースと空気抵抗は大幅に削減される。VF-26も全体寸法の縮小とピレリ製タイヤのナロー化が施され、フェラーリ製パワーユニットを搭載。内燃エンジンと電動出力の比率は50:50となり、100%持続可能燃料が使用される。

ハースF1チームl

TOYOTA GAZOO Racingとのタイトルパートナーシップ
2026年シーズンに向けてパートナーポートフォリオを拡大するなか、今回のリバリーは、昨年12月に発表されたTOYOTA GAZOO Racing(TGR)とのタイトルパートナーシップの開始を強く反映している。TGRはトヨタ自動車のモータースポーツ競技および研究開発部門であり、今季から新たなブランド構成を導入することが発表されている。

GAZOO RacingとTOYOTA Racingが異なる役割を担う体制へ移行するなかでも、TGRハースF1チームはシーズンを通してTGRのブランディングを掲げて戦う。

両者は2024年10月に複数年にわたるテクニカルパートナーシップを締結しており、今回のタイトルパートナー契約は、その関係における中核的な目的を改めて示すものとなった。焦点となるのは「People、Product、Pipeline」であり、ドライバー、エンジニア、メカニックといった人材育成を通じて、持続可能なモータースポーツ産業と文化の構築を目指している。

ハースF1チーム トヨタ自動車

チーム創設者兼オーナーのジーン・ハースは、次のように語った。

「他のすべてのチームと同様に、我々も2025年を戦いながら、2026年の新レギュレーションに対応したマシンを設計し、製作するという課題に直面してきた。プレシーズンは、これらのマシンが何をできるのか、そしてドライバーやエンジニア、チーム全体がどのように適応するのかを理解するうえで極めて重要になる。我々はオリバーとエステバンというドライバーの継続性、そして設計・エンジニアリングチームの継続性を確保できている。昨季のミッドフィールドの争いは非常にレベルが高く厳しかったが、再び挑み、オン・オフ両面で開発を続けていく必要がある。新レギュレーションがパフォーマンス面で何をもたらすのか、グリッド全体がどうなるのかを見るのが、個人的にも非常に楽しみだ」

ハースF1チーム 2026年のF1世界選手権

チーム代表の小松礼雄は、2026年シーズンに向けた準備について次のように述べた。

「年明けのこの時期に新車を発表するというのは、正直なところ少し非現実的に感じますが、それでも大きなレギュレーション変更を伴う新しいF1シーズンに踏み出すことは、やはりとてもエキサイティングです。我々はバルセロナでのシェイクダウン・ウィークに向けて、完全に集中して準備を進めています。昨シーズン終了から1月にマシンを走らせるまでの非常にタイトなスケジュールの中で、チーム全員が本当に大きな努力を重ねてくれました。

これだけ多くの話題や議論があったあとですので、実際にマシンがどのように走るのか、そしてオーストラリアに向けたテストプログラムを進める中で、どんな課題に直面するのかを見るのが待ちきれません。スペインとバーレーンでの走行時間は極めて重要になると考えていますし、困難が待ち受けていることは分かっていますが、それでも我々がF1に情熱を注いでいる理由は、まさにそこにあります」

ハースF1チーム フォーミュラ1カー

初走行と今後のスケジュール
TGRハースF1チームは、1月26〜30日にスペインのカタルーニャ・サーキットで行われるシェイクダウン・ウィークで、2026年シーズンの初走行を迎える。各チームには3日間の走行が認められており、その後は2月11〜13日、18〜20日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで公式テストが実施される。

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / トヨタ / F1マシン