ハースF1チーム 小松礼雄「キャデラックのF1参戦は脅威」
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2016年からグリッドに存在するジーン・ハースのチームは、2026年からゼネラルモーターズとキャデラックチームがF1に参入することで、来年はもはや唯一のアメリカチームではなくなる。
キャデラックは、F1世界選手権の11番目のチームとして参入し、グリッドに登場する新規チームとなる。11番目のチームの参入は、特に、一部では低すぎると考えられている希釈防止税、あるいは、他の者たちによって嘆かわしいとされているチームの収益と価値の低下に関して、長い間歯ぎしりされてきた。
しかし、ハースF1チームのチーム代表である小松礼雄にとって、キャデラックの参入はスポーツ面での脅威を意味する。
「どんな新規参入チームも脅威です。なぜなら、選手権の座を奪う可能性のあるまたチームだからです」と小松礼雄はRacingNews365とのインタビューで語った。
「私の哲学は変わりません。コントロールできないことを心配すべきではありません。コントロールできることに集中すべきです。それはチームです。だから、私はそこに集中しています」
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トヨタとともに成長するハース
ハースF1チームと同様に、キャデラックもフェラーリ製パワーユニットを搭載して2026年から2年間、F1デビューを果たす。2028年には、FIAとF1に対して、自社製エンジンの製造と運用が可能になることを約束しており、これにより、候補者としての地位が確立されることになる。
キャデラックを通じてゼネラルモーターズが最高峰クラスに参入することで、メルセデス、フェラーリ、アルピーヌ、アストンマーティン、マクラーレン、ホンダ、フォード(2026年)など、この分野に参入する新たなメーカーが加わる。
さらに、トヨタも参入する。昨年10月以来、トヨタはF1に復帰し、ハースF1チームと技術提携を結んでいる。従業員数約330人とグリッド上で最も小さなチームであるハースF1チームは、今やトヨタの専門知識と施設を活用することができ、小松礼雄も大いに喜んでいる。
「今日のF1を見ると、多くのチームがコンストラクター、つまりファクトリーチームです。プライベートチームでは、多くの時間を費やす必要があります。難しいです。だからこそ、トヨタとの技術提携はとても良いことです」と小松礼雄は語る。
「確かに、我々はファクトリーチームではないですが、フェラーリとの協力体制を基盤として組織化されています。その上に、トヨタとの技術提携がある。もちろん、我々はそれにふさわしい存在にならなければならなりませんが、私は、我々が飛躍するための材料を持っていると思います。来年のことだけでなく、将来のことを考えています」
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