セルジオ・ペレスは「キャデラックF1にふさわしい経験者」とマンセルが太鼓判
ナイジェル・マンセルが、セルジオ・ペレスに対して2026年のF1グリッド復帰を支持する姿勢を示した。キャデラックがF1参戦初年度に起用する可能性がある2人のドライバーのうちの1人として「当然の候補」だと述べている。

キャデラックは2026年にF1の11番目のチームとして参戦予定であり、それに伴ってセルジオ・ペレスや現メルセデスのリザーブドライバー、バルテリ・ボッタスの名前が有力候補として取り沙汰されている。

ペレスは2024年限りでレッドブルを離脱して以降、いまだモータースポーツの実戦には復帰していないが、F1再参戦への強い意欲を公言している。

メキシコ出身のペレスは、2024年シーズンに著しく不振に陥り、マックス・フェルスタッペンとともにコンストラクターズタイトルを守るというチームの目標を支えられなかった。前年にはドライバーズランキング2位を獲得し、レッドブルの860ポイントという史上最多記録達成に大きく貢献していたが、2024年はその面影を失っていた。

セルジオ・ペレス キャデラック F1

1992年のF1ワールドチャンピオンであるマンセルは、キャデラックが初年度にどのようなドライバー編成を目指しているかは分からないと前置きしたうえで、経験豊富なペレスの起用に賛成している。

「最初の数年でどういう方針を取るかは、チーム代表の判断にかかっている」とマンセルはドイツのWettfreundeに語った。

「これは急勾配の学習曲線になるだろう。F1のビジネスを完全に理解している人物はそう多くはない。だから、チームには舵取りができる知識と経験を持つ人間が必要だ。そうでないと、とんでもない額を費やして間違った方向に進むことになり、競争力を持てず、深刻なアンダードッグに見えてしまう。最終的に『これは良いアイデアだったのか?』と頭を抱えることになる」

「だからこそ、賢明な人物が戦略をしっかり立ててくれることを願っている。初年度には、的確なフィードバックができる経験豊富なドライバーが必要になる。そうすれば、何が必要で、どうすれば競争力を持てるかを把握できるからだ」

「チェコ(ペレス)には、もう一度チャンスが与えられるべきだ。彼には豊富な経験があるし、一昨年は本当に素晴らしいドライビングでマックスを大いに助けていた。それこそがキャデラックに必要な人材の一例だ。ただ、アメリカのチームとして、アメリカ人ドライバーも欲しがるかもしれないがね」

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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / キャデラックF1チーム