ヘルムート・マルコ ホーナー体制終焉で「レッドブルF1の新章が始まる」
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、クリスチャン・ホーナーの電撃退任を受けた大幅な人事刷新について、「新章の始まり」だと位置付けた。

20年以上にわたってチームを率いてきたホーナーの退任は7月某日朝に発表され、後任にはレーシングブルズの代表を務めていたローラン・メキースが昇格。

メキースはレッドブルの新チーム代表兼CEOに就任し、レーシングブルズのチーム代表には同チームのスポーティングディレクターだったアラン・パーメインが昇格した。

マルコはこの2人の昇格について「論理的な選択だった」とSpeedweekコラムで述べ、外部からの招聘ではなくチーム内昇格を優先した理由を明かしている。

「ベルギーでのレースから、レッドブル・レーシングとレーシングブルズの新章が始まる。ローラン・メキースがレッドブル・レーシングのチーム代表に、アラン・パーメインがレーシングブルズのチーム代表に就任する」

「アランはレーシングブルズのスポーティングディレクターだった人物であり、我々にとっては当然の選択だった。外部から新たな人物を入れることは望んでおらず、彼の職務を拡張する形にすぎない」

「ローランについても同様で、豊富な経験を持つ内部人材として自然な選択だった。FIAやフェラーリでの多岐にわたる活動を経て、トップチームを巧みに率いるだけの素養をすでに備えている」

メキースはわずか2年前にフェラーリからレッドブル・グループへと復帰したばかりだったが、その間に築いた信頼と経験が、ホーナーの後任という極めて重責のポジションに就く後押しとなったようだ。

レッドブル・レーシング

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング