アストンマーティンF1の現状にアロンソ苦言「2025年はニューウェイの関心外」

母国グランプリであるF1イギリスGPでは、アストンマーティンがアップグレードを投入したものの、チームは競争力を欠いたままだった。ランス・ストロールは決勝7位に入ったものの、無線では「正直言って、人生で運転した中で最悪のクソ車だ」と酷評した。
アロンソはアップグレードの効果を一定程度認めつつも、改善幅はわずかだったと冷静に語る。
「一歩前進ではあると思う。マシンのフィーリングも少し良くなった。データ上でも一部セクターでは確かに改善しているし、他の部分ではまだ分かりにくいけど、まあ小さな進歩ではあるけど歓迎すべきことだ」
「たとえコンマ05秒とかコンマ1秒でも進歩なら受け入れる」とDAZNに語った。

しかし、アストンマーティンにはF1史上最高の空力デザイナーと称されるエイドリアン・ニューウェイが在籍しているにもかかわらず、大きな成果が見えない点を疑問視する声もある。
これについてアロンソはこう語った。
「ニューウェイはちゃんと仕事をしているし、やる気もある。ただ、今年のマシンには興味がなさそうだね。何か質問しても、すぐに別のオフィスに行っちゃうんだ」と苦笑い。
「彼の頭の中はもう2026年モードだよ」
さらにアロンソは、イギリスGPでの自身のレース戦略がストロールに比べて著しく劣っていたことにも不満を示した。
「もう次からはランスがピットに入ったら、僕も入ることにする。こういう状況では、彼のエンジニアグループの判断の方が正確なんだ」と皮肉を込めて語った。
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