ハースF1チーム、2020年F1マシン『VF-20』のカラーリングを公開
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2019年はハースF1チームにとって忘れがたいシーズンとなった。前年度はコンストラクターズ選手権5位を獲得し、ミッドフィールドをリードすることを期待されたが、ロマン・グロージャン曰く“ミュージアムにも飾りたくない”と語るほど、予測不可能なマシンに獲得することになった。
ハースF1チームは、2月19日のプレシーズンテスト初日に2020年F1マシン『VF-20』を発表すると予告していたが、それに先駆けて新たなカラーリングを纏ったレンダリング画像を公開した。
昨年、タイトルスポンサーのリッチエナジーと決別したハースF1チームは、ブラックとゴールドのカラーリングを捨て、チームのオーナーのジーン・ハースが所有するハース・オートメーションのコーポレートカラーであるホワイト・レッド・ブラックのカラーリングに回帰した。
プレシーズンテスト初日にはケビン・マグヌッセンが、ハース VF-20の初走行を担当。2日目にはロマン・グロージャンがテストを引き継ぎ、最終日となる金曜日には二人のドライバーがマシンを共有する。
ハース VF-20はその前年モデルの進化形となる。2020年のF1世界世界選手権はレギュレーションが安定しており、ハースF1チームのプリンシパルを務めるギュンターシュタイナーは、チームがコンストラクターズ選手権で下から2番目となる9位と昨年苦労した理由をより深く理解できたことを期待していると語る。
「新しいF1カーの開発を見るのはいつもエキサイティングであり、間違いなくVF-20は以前のマシンでは実現できなかったものを提供しなければならない」とギュンター・シュタイナーはコメント。
「今シーズンのレギュレーションは安定しているため、マシンに対する理解を深め、VF-20の設計に導くソリューションとアプリケーションを見つけるためにさらに精査することができた」
「去年は間違いなく後退であり、私が決して求めていたものではなかったが、そのような状況から学ぶことができる。チームの全員が自分自身を見つめ直し、もっとうまくやれる部分を理解することを余儀なくされた。VF-20がトラックデビューするのを楽しみにしている。テストでは、いつものように多くことを望んでいるが、オーストラリアでの開幕戦に向けて準備を進めているので、多くの走行距離、信頼性、スピードが歓迎される」
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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / F1マシン