ジョージ・ラッセル F1カナダGPで痛恨リタイア アントネッリとの死闘直後に悲劇
ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1カナダGPで圧巻の走りを見せながらも、首位走行中に無念のリタイアを喫した。

チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリとの激しい首位争いを制しながらレースをリードしていたラッセルだったが、31周目に突如マシントラブルに見舞われてストップ。怒りを爆発させる場面もあり、タイトル争いにおいて極めて痛い結果となった。

ラッセルとアントネッリの激闘
混走コンディションとなったモントリオールでは、スタート直後から波乱が続出。マクラーレン勢がインターミディエイトタイヤを選択して先行する中、メルセデス勢はスリックで勝負に出た。

序盤はアントネッリが先行したが、7周目にラッセルが逆転。最終シケイン手前で仕掛けたラッセルに対し、アントネッリはブレーキングでロックアップし、そのままランオフエリアへ飛び出した。

その後も両者のバトルは続き、18周目には並走状態でターン1へ飛び込む白熱の攻防を展開。ラッセルはイン側を守り切り、アントネッリはわずかにブレーキングを早めざるを得なかった。

さらに22周目から24周目にかけては、首位が何度も入れ替わる激戦となった。アントネッリは最終コーナーでオーバーテイクを決めて一度は首位に立ったものの、コース外走行によるポジション維持と判断され、チームから順位を返すよう指示を受けた。

「彼が押し出したのに、僕はもう前にいたじゃないか!」

アントネッリは無線でそう不満を口にしたが、最終的には指示に従ってポジションを返還。その直後にも再びアタックを仕掛けるなど、2人のバトルは終始息つく暇のない展開となった。

首位快走から一転…ラッセルに悲劇
ラッセルはその後も冷静にレースをコントロール。ブレーキング時のフラットスポットに苦しみながらも、経験を生かしたディフェンスでアントネッリを抑え込み続けた。

しかし31周目、悲劇が訪れる。

ラッセルは突然スローダウンすると、そのままマシンをコース脇に停止。マシンを降りたラッセルはヘッドレストをコースへ投げつけ、マシンのノーズを拳で叩くなど、激しい怒りを露わにした。

タイトル争いの真っ只中にいるラッセルにとって、このリタイアが持つ意味は極めて大きい。チームメイトのアントネッリが首位を走行していたこともあり、選手権争いの流れを左右しかねない痛恨の瞬間となった。

一方でアントネッリは、この週末を通してラッセルに一歩も引かないレースを披露。メルセデスF1内部でのタイトル争いは、カナダGPで新たな局面へ突入した。



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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / F1カナダGP