ジョージ・ラッセル F1中国GP予選2番手「ノータイムの可能性もあった」

メルセデスにとっては、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリがポールポジションを獲得する一方で、ラッセル側はフロントウイングの破損や電気系とみられる不具合に見舞われる慌ただしいセッションとなった。
それでもラッセルは、厳しい状況のなかで2番手という結果を持ち帰った。
Q2終盤から始まった混乱
ラッセルは予選後、Q2の終盤から状況が一変したと明かした。
「まずはキミにおめでとうと言いたい。でも、僕たちの側も本当に素晴らしい仕事をしたと思う」とラッセルは語った。
「Q2の終わりからクレイジーなセッションだった。フロントウイングが壊れて、チームも本当に壊れていたのか確信が持てていなかった。でも僕は壊れたとかなり確信していたし、そこからフロントウイング交換を巡って少し混乱があった」
Q3ではさらに問題が悪化した。
「コースに出た瞬間に何かおかしいと分かった。コース上で止まり、再始動を試したけれど、その時はかからなかった。そのあとで再始動した」
「ピットに戻ってからはギアも変速できなかった。でも残りわずかな時間で再びコースに戻ることができたし、今ここに座れていることを本当にうれしく思う。タイムを記録できずに10番手だった可能性も十分にあった」

電池残量ゼロと冷えたタイヤでのアタック
ラッセルは、最後のアタックが決して万全ではなかったことも明かした。マシンを戻せただけでも大きかったが、肝心のアタックラップはバッテリー残量もタイヤの温度も不十分な状態で始まっていたという。
「できる限りのことはやれたと思う。でもラップのスタート時点でバッテリーがなく、タイヤも冷えていた。それでも、さっき言ったように、今ここにいられることに感謝している」
「重要だったのは、まずタイムを残すことだった。キミがとても速いのは分かっていたし、こちらはまったく最適な状態ではなかった。だからとにかくチェッカーまで走り切って、妥当な位置を確保することが大事だった」
「バッテリーもなく、タイヤ温度もない状態でラップを始めて2番手だったのは、自分が予想していたよりずっと良かった。もっと下の順位になると思っていた」
フロントロウ確保という結果だけを見れば上出来だが、その裏側ではメルセデスのガレージに大きな緊張が走っていた。アントネッリの歴史的ポールと並び、ラッセルの2番手はチームにとって価値の高い1周だった。
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