ジョージ・ラッセル F1カナダGP初日「今日は全開だったが、楽観は禁物」
2025年F1カナダGPのフリー走行2回目でトップタイムを記録したメルセデスのジョージ・ラッセルは、「マシンのパフォーマンスを最大限に引き出せた」と振り返りつつ、「楽観は禁物だ」と現実的な見方を示した。

今季序盤6戦では毎戦18ポイント以上を稼いでいたメルセデスだが、直近の欧州3連戦では計18ポイントにとどまり、ライバルたちに後れを取っていた。特にモナコGPではラッセルもアントネッリも入賞を逃す苦しい週末となった。

だが、カナダ・モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでは気温が低く、コースの路面も滑らかであることから、メルセデスW16にとって有利なコンディションとなった。FP2ではラッセルが1分12秒123を記録してトップに立ち、2番手のランド・ノリス(マクラーレン)を0.028秒差で上回った。

ラッセルはセッション後、「今季初めてのトップだと思う。10戦目にしてね。とてもポジティブな1日だった」とコメント。

ジョージ・ラッセル カナダGP F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツラッセルはカナダGPのFP2でノリスに0.028秒差をつけてトップタイムを記録

「今週末は最初から期待値が高かった。気温が低くて、路面がスムーズなこのサーキットではタイヤが冷えやすい。僕たちは暑いと苦戦するけど、寒いと逆に強い。今日はその傾向が裏付けられたと思う」

「ラップとしては本当に良かった。全て出し切ったし、もうこれ以上はなかった。全開で、パワーも全部使った。だからこそ、明日に向けては現実的に考える必要がある」

また、予選で使用するタイヤ選択についても触れ、「C6コンパウンドは扱いが難しく、各チームがミディアムでのアタックも検討しているようだ。ソフトかミディアムか、予選ではそこが大きなチャレンジになるだろう」と語った。

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / F1カナダGP