シャルル・ルクレール F1バルセロナGP終盤リタイア「ブレーキもパワステも失った」

予選Q3でのクラッシュによって10番グリッドからのスタートを強いられたうえ、決勝終盤には油圧系トラブルに見舞われてリタイア。チームメイトのルイス・ハミルトンがフェラーリ移籍後初優勝を飾る中、対照的な結果となった。
予選の失敗から始まった苦しいレース
ルクレールは予選Q3でクラッシュを喫した影響により、決勝を10番手からスタートした。しかし、オープニングラップで7番手まで順位を上げる好スタートを決め、その後はオスカー・ピアストリを攻略して6番手へ浮上した。
それでも上位勢との差を縮めることはできず、レース終盤まで6番手を走行。表彰台争いに加わることはできなかった。
油圧系トラブルで無念のリタイア
レース終盤、ルクレールのマシンに突如トラブルが発生した。ターン2立ち上がりでコースオフしグラベルへ飛び出すと、何とかピットへ戻ったものの、そのままリタイアとなった。
レース後、ルクレールはトラブルの状況について次のように説明した。
「パワーステアリングだけじゃなかった。ブレーキもなかったし、パワーステアリングもなく、ギアチェンジもできなかった。だから油圧系の問題だと思う。正確に何が起きたのかはまだ分からない」
ブレーキ、ステアリング、シフト操作にまで影響が及んでいたことから、油圧システム全体の不具合だった可能性が高いとみられている。
ハミルトン初優勝を称賛
一方でフェラーリ陣営にとっては大きな成果もあった。チームメイトのルイス・ハミルトンが3ストップ戦略を成功させ、メルセデス勢を破ってフェラーリ移籍後初勝利を達成した。
ルクレールは自らの貢献を否定しながらも、ハミルトンとチームを称賛した。
「今日は自分がチームに何か貢献したとは思っていない。ルイスとチームだけで勝ち取った勝利だと思う」
「僕はもう少し前方で戦いたかったし、その争いの中にいたかった。でもそれができなかったのは自分の責任だ」
「ルイスには心からおめでとうと言いたい。ここしばらく本当に素晴らしい走りを続けているし、信じられないパフォーマンスだった」
アップグレードの成果を実感も本人は落胆
今回のフェラーリはアップグレードの効果を発揮し、ハミルトンが優勝を飾るだけの競争力を示した。
ルクレールもチームの進歩を高く評価している。
「チームにも大きな祝福を送りたい。アップグレード開発に全力で取り組んできたし、その成果が今見え始めている」
「それを見るのはうれしい。でも自分自身については本当に失望している」
フェラーリが優勝を争える速さを取り戻しつつあることは明るい材料となったが、ルクレールにとってバルセロナ・カタルーニャGPは予選のクラッシュと決勝リタイアという、忘れたい週末となった。
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