ウィリアムズF1に罰金1万ユーロ アルボンとサインツJr.で手順違反
ウィリアムズは2026年F1バルセロナ・カタルーニャGP後、アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツJr.の2台がFIAの調査対象となり、それぞれスタート手順違反が認定された。チームには合計1万ユーロ(約170万円)の罰金が科される結果となった。

レースでは苦戦が続き、アルボンは車載カメラのトラブルによって大きく周回遅れとなり、サインツJr.も母国レースで入賞に届かなかった。競技面だけでなく運営面でも課題が露呈した週末となった。

グリッド上の手順違反で2件のペナルティ
FIAスチュワードは決勝前のグリッド上で、ウィリアムズがF1競技規則の第B5.5.5条に違反したと判断した。

同条項では、15秒シグナルが表示されるまでに、すべてのチームスタッフと機材をグリッドから撤去しなければならないと定められている。

調査の結果、アルボン車とサインツJr.車の周辺に機材が残されていたことが確認され、それぞれ5000ユーロの罰金が科された。

アルボンのケースではタイヤブランケット関連のケーブルが完全に取り外されていなかった。

スチュワード文書では、「チームはフォーメーションラップ開始前に部品の撤去を試みたものの成功せず、車両はケーブルがぶら下がった状態で発進した。結果としてチームは15秒シグナル後にすべての機材を撤去していなかった」と説明された。

一方のサインツJr.については、「チームはグリッド脇の芝生エリアに黒いプラスチック製ボックスを残しており、15秒シグナル後も機材を完全に撤去していなかった」と認定された。

アルボンはカメラトラブルで大きく後退
アルボンにはレース中にも不運が襲った。

マシンに搭載されていたFOM(フォーミュラワン・マネジメント)提供のTトップカメラが緩み、安全上の理由から臨時ピットインを余儀なくされた。

フジテレビF1中継で解説を務める白幡勝広氏によると、レース後にF1 TVのオンボード映像を確認した結果、アルボン車では8周目からカメラの揺れが確認できたという。

しかし30周目の通常ピットストップ時には特別な対応は行われず、その後35周目に「クリティカルメッセージ」が発せられたことでカメラ固定作業のため再度ピットインすることになった。

白幡氏は「なぜ30周目の時点でメッセージが出なかったのか」と疑問を呈している。

また、Tトップカメラはチームスタッフが管理する装置ではなく、FOMの担当者がトルクレンチを使用して固定する仕組みであることも明らかにしている。

このトラブルによってアルボンは大きく周回遅れとなり、事実上レースを失うことになった。

サインツJr.も母国レースで苦戦
サインツJr.も厳しい週末から抜け出すことはできなかった。

決勝では上位争いに加わることができず、優勝したルイス・ハミルトンから2周遅れとなる12位でフィニッシュ。完走扱いとなった14台中12位という結果に終わった。

母国スペインでのレースに大きな期待が寄せられていたウィリアムズだったが、競争力不足に加えてグリッド上での違反やカメラトラブルにも見舞われ、後味の悪いバルセロナ・カタルーニャGPとなった。

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カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング / F1バルセロナ・カタルーニャGP