2026年 F1バルセロナ・カタルーニャGP 決勝 全22人ドライバーコメント

レース後にはトップ3をはじめ、ポイント獲得を果たしたドライバーやリタイアに終わったドライバーたちがそれぞれ決勝を総括。
初優勝を果たしたハミルトンの歓喜のコメントから、終盤のトラブルで表彰台を逃したアントネッリの悔しさまで、バルセロナでの激闘を振り返った。
1位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「フェラーリで初めてレースに勝つことは子どもの頃からの夢だった。それをついに実現できて信じられない気持ちだ。昨年はこの瞬間がほとんど不可能に思えた時もあったが、フレッドが僕を信じてくれたこと、そしてチームのみんなが居心地の良い環境を作ってくれたことに感謝している。僕たちは一年を通して懸命に取り組んできたし、この数か月で多くのことが変わった。今日の結果はその努力の結晶だ。トラックにいる全員とマラネロの全員を誇りに思う。今週末投入したアップグレードは期待通りに機能し、マシンのフィーリングも素晴らしかった。チームはすべてを完璧に遂行し、ピットストップも見事だった。キャリアの中で多くの特別な瞬間を経験してきたが、これはまた違う。フェラーリには世界最高のファンがいて、彼らの情熱やエネルギー、サポートがこの勝利をさらに特別なものにしてくれる。この日は一生忘れないし、これが一緒に祝う多くの勝利の最初のひとつになることを願っている」
2位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「まずルイスにおめでとうと言いたい。昨日の予選で非常に速かっただけでなく、今日も本当に印象的なレースをした。今週末を迎える時点ではフェラーリがあれほどのペースを持っているとは思っていなかったので、今後のレースで彼らが大きな脅威になることは分かっている。僕たちはその挑戦に立ち向かい、再び勝利するために努力していく。僕自身のレースは簡単ではなかった。第2スティントと第3スティントの終盤はタイヤに苦しみ、VSCも助けにはならなかった。もしVSCがなければルイスとの戦いは非常に興味深いものになっていただろう。それでも今週末には多くの良い面があった。最初から最後までクリーンな週末で、18ポイントを持ち帰れた。これはカナダとモナコの合計より18ポイント多い。今後の1週間で立て直し、オーストリアに向けて改善したい。シュピールベルクとシルバーストンの連戦が待っており、すでに楽しみにしている」
3位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「まずルイスに心からおめでとうと言いたい。彼が再び頂点に立つ姿を見ることができて本当にうれしい。今日は厳しいレースだった。先頭集団についていくためにできることはすべてやったが、彼らの方が少し上だった。それでもチャンスを逃さないよう常に近くに位置し続けたし、最終的には少し運にも助けられたが、チームが再び表彰台に戻れたことを本当にうれしく思う。現時点では勝利を安定して争うために少しずつ足りない部分がある。僕たちは良い進歩を遂げており、チームとして非常に懸命に働いているが、ライバルたちの方が少しだけ良い仕事をしている。彼らには敬意を払わなければならないし、自分たちの開発に集中する必要がある。進んでいる方向には満足しているし、最後の差を埋めるために努力を続ける」
4位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「今日は前のマシンについていくためのペースがなかった。基本的には自分自身のレースをしていただけで、前でフィニッシュしたドライバーたちより少し遅かった。チームとしてはすべて正しいことをしたし、戦略も勝利を狙えるものだった。タイヤ選択も正しかったと思う。ただ残念ながらどのコンパウンドでも前のマシンたちより遅すぎた。僕たちはベストを尽くしたし、できる限りのことをしたが、週末全体として厳しかった。こうした高負荷でデグラデーションの大きいサーキットでは苦戦する傾向があるので、今後のレースに向けて改善し、もっとペースを見つけなければならない」
5位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「僕たちにとっては難しい一日だった。レースを通じてグリップとペースに苦しみ、前進することができなかった。今日のコンディションは金曜日とは大きく異なっていて、その時はもう少し強さを感じていた。なぜここまで苦戦したのかを理解するために作業が必要だ。それでもランド側ではメルセデスと戦えるだけの力があったことは励みになる。チームはピットストップで素晴らしい仕事をし、信頼性も良く、できることは最大限やれた。レビューを行い、学びを得て、オーストリアに向けて何ができるかを考えていく」
6位:アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)
「予選とレースに入ってからは良いペースがあったと思うが、スタートではひどいホイールスピンをしてしまった。そこはレッドブル・リンクまでに改善したい点だ。もし良いスタートが切れていればオスカーと戦えたはずなので少し残念だ。それでもこのレイアウトやコンディションを考えれば、自分たちは予想以上によくやれたと思う。オーストリアは僕たちにより合ったサーキットになるだろうし、もっと強いマシンになると期待している。スタート改善に取り組む必要がある」
7位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「もし金曜日の時点で決勝を7位で終えると言われていたら、間違いなくその結果にサインしていた。難しいスタート位置からポイント争いに持ち込むために、今日はほぼすべてを正しくやれたので非常に満足している。最終的にはVSCを利用してハードタイヤへ交換できたし、終盤のリタイアによってさらにいくつか順位を上げることができた。またしてもベスト・オブ・ザ・レストで、チームにとって良い結果と重要なポイントになった。昨日の状況を考えれば大きな前進だが、まだ理解しなければならない問題も残っている。僕たち全員にとって浮き沈みの激しい1週間だったが、ポジティブな結果で終われてうれしい。前との差はまだ大きく、その差を縮めるために努力を続けなければならない。今は満足しているし、2週間後のオーストリアに向けて気持ちを切り替える時だ」
8位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「今日は難しいレースだった。もっと競争力があると思って臨んだが、残念ながら周囲のマシンに対してペース不足だった。さらにVSCも不運で、ガスリーがピットインして前に出ることを許してしまい、レースはさらに厳しくなった。これからすべてを見直し、結果を最大化するために何ができたか検証する。それでも多くのポジティブな点がある。週末を通じて良いペースを示せたし、シーズン全体も励みになる内容だ。ほとんどのレースでポイントを獲得できているのはチーム全員の努力の証だ。チームとして良い状態にあり、楽観できる材料は多い。オーストリアを楽しみにしているし、そこで何を成し遂げられるか楽しみだ」
9位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
「全体としてまずまずの一日だったし、モナコに続いて2台ともポイントを獲得できたことはチームにとって良い結果だ。ただ、レース中にいくつか改善できた点もあったので、チームと一緒に見直していく。いくらか時間を失った部分もあった。第2、第3スティントでは速かったが、後方からのスタートだったため追い上げのレースになり、本来のペースを順位向上に十分活かすことはできなかった。それでもチームは強力なパッケージを与えてくれたし満足している。ここ数戦は特殊なサーキットが続いたが、より標準的な高速サーキットであるバルセロナでも強いペースを示せたのは良かった。これが今後のサーキットにも適していることを意味してくれればいいし、まずは2週間後のレッドブル・リンクを楽しみにしている」
10位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「今日はずっと良い一日だったし、週末の序盤の状況を考えれば予想していなかった2台揃ってのポイント獲得はチームへの大きなご褒美だ。レースコンディションではマシンの感触が大きく改善し、前を戦うだけのペースもあった。ここでは本当に苦戦していたので、この結果を持ち帰れたのは素晴らしい仕事だと思う。タイヤには厳しいレースで過去のイベントよりデグラデーションも大きかったが、チームは正しい判断を下し、ピットストップもスムーズだったので良い位置で終えることができた。コース内外で素晴らしいチームワークがあり、エンストンへ持ち帰る価値のあるポイントになった」 ※レース後の10秒加算ペナルティにより10位へ降格
11位:ガブリエル・ボルトレト(アウディF1)
「僕たちにとって簡単なレースではなかった。スタートで苦戦し、1周目だけでいくつかポジションを失った。その後、エステバン・オコンとのレーシングインシデントがあり、並走中に接触してグラベルへ押し出され、かなりのダメージを負った。その影響を残りのレースで管理しなければならなかった。それでも今回のヨーロッパ連戦にはポジティブな要素がある。今回もすべてのセッションで強いペースを示せたし、異なる特性の2つのサーキットでそれを証明できた。2週間後のシュピールベルクでもこの流れを続けたい」
12位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「全体的にチームにとってフラストレーションの残る週末だった。スタートは良く、タイヤマネジメントも強力で、今日のレースペースの中ではできることをすべてやった。それでもポイント争いには届かなかったが、マシンが持っている力はすべて引き出せたと思う。結局のところ、このサーキットでなぜこれほど弱点が露呈するのかを理解し、その根本的な特性を改善する必要がある。そうすれば似たようなサーキットにもより良い準備ができるはずだ。ここに集まってくれたスペインのファンには大きな感謝を伝えたい。今週末のサポートは本当に特別だったし、シーズン後半にマドリードで再びスペインのレースを戦うのが待ちきれない」
13位:エステバン・オコン(ハース)
「非常に難しいレースだった。タイヤを生かし続けることができず、最後まで持たせることもできなかった。リアタイヤを維持できず、毎回スティントの終わりには完全に終わっていたので3ストップを強いられた。本当に厳しかったし、耐えようとしたが終盤にはまったくペースがなかった。セットアップを徹底的に見直す必要がある。FP2以降で間違った方向に進んでしまったと思うので、オーストリアでは改善できることを願っている」
14位:セルジオ・ペレス(キャデラック)
「バルセロナのようなサーキットは弱点をはっきり露呈させる。その意味で僕たちが改善すべき点を非常に明確に示してくれた。完走するたびに貴重なデータが得られ、特にロングスティントでの限界をより深く理解できる。すぐに解決することはできないが、オーストリアにはアップデートを持ち込む予定で、その後も開発が続く。重要なのは進むべき方向を理解していることだ。今後数戦で進歩を続け、中団争いに近づいていけると確信している」

DNF:キミ・アントネッリ(メルセデス)
「2位走行中のリタイアは非常に残念だが、レースではこういうことも起こる。カナダではジョージに問題が起き、今回は僕だった。信頼性については改善しなければならないことを理解しているし、チームがそのために全力を尽くすと確信している。失ったのは大きなポイントだが、新レギュレーション初年度であり、僕たちは全員が急速に学んでいるところだ。まずルイスの勝利を祝福したい。彼は素晴らしいドライバーであり、これまでの僕のキャリアでも多くの助けを与えてくれた。再びトップに立つ姿を見ることができてうれしいし、本当にそれに値すると思う。今日の僕たちには優勝を争うだけのペースがあったと思うが、VSCが僕たちにとって悪いタイミングで出てしまい、その後どうなっていたかを見ることはできなかった。レースのない週を挟んでオーストリアに向かう。ライバルたちがこの週末に前進したことは明らかで、再び勝利を争うには僕たちもレベルを上げなければならない。この週末から学び、より強くなって戻ってくる」
DNF:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「レース終盤にマシンへ問題が発生し、残念ながらリタイアせざるを得なかった。チームは今週末投入したアップグレードを誇りに思うべきだし、それが今回のパフォーマンス向上につながった。ルイスのチーム初勝利を祝福したい。彼は今週末素晴らしい仕事をしたし、今日もすべてをまとめ上げた。今は次のレースを楽しみにしているし、オーストリアではクリーンな週末を送り、より強く戻ってきたい」
DNF:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディF1)
「とても珍しく不運なリタイアだった。リアムがターン12で少しワイドになり、グラベルにタイヤを落としたことで大量の石が飛んできた。そのいくつかが僕たちのマシンに当たり、緊急安全スイッチを作動させたようだ。その結果、システム全体が完全に停止した。すべてが一瞬でシャットダウンし、それで僕たちのレースは終わった。ポイント争いができる良い位置にいたので本当に悔しい。週末を通じて見せたペースには説得力があり、昨日の予選後には良い結果を持ち帰る現実的なチャンスがあった。何も持ち帰れないのは残念だが、これはパフォーマンスや信頼性の問題ではなく、単純に不運だった」
DNF:オリバー・ベアマン(ハース)
「厳しいレースだったが、ある程度は予想していた。順位的には本来いるべき位置よりむしろ前を走っていたと思うし、良いペースもあった。残念ながら残り数周の時点で13位を走っていて、前の2台がリタイアしていれば11位になれたはずだった。しかしマシンに問題が発生し、リタイアせざるを得なかった。やるべきことは多いし、厳しい週末だった。チーム全員で問題を分析し、次戦に向けて改善していく」
DNF:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
「ガレージの僕の側ではさまざまな問題が発生し、厳しい週末になった。今日のレースでは予防措置としてマシンを止めることになった。それでもポジティブな点はある。予選では中団との差が少し縮まっているように見えたし、ピットストップも素晴らしかった。次のレースまで1週間空くのは良いことだ。その間にファクトリーでこれらの問題に対処できる。これは僕たちが歩んでいるプロセスの一部であり、前を向いて進み続ける」
DNF:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「バッテリーの問題が発生し、マシンを止めなければならなかった。パフォーマンス面で苦戦しているし、夏休み前まではこの状況が続くことを理解している。今週末のファンのサポートは本当に素晴らしかったし、すべてに感謝したい。残念ながら彼らが望んでいた結果を届けることはできなかった」
DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「ギアボックスの問題によってマシンをリタイアさせなければならなかった。ここ数周は3速と4速が使えなかった。レース後にさらに調査する予定だ。改善すべきことは多くあり、現在は夏休み前後に投入予定のアップグレードパッケージへ集中している。それまでは厳しい状況が続くことも理解している」
DNF:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「厳しい週末だったが、いくつか学べたこともあった。カメラの問題が発生する前からレースでは苦戦していて、この暑さの中でのタイヤのデグラデーションが非常に大きかった。マシンにはもっと根本的な問題があり、その原因を突き止める必要がある。カメラ修理のためにピットへ入り、その機会を利用していくつか変更を加えて再びコースへ戻ったが、その時点ではテストセッションのような状態だった。最近は不運な流れが続いているが、問題を解明し、チームとしてより強くなってオーストリアへ向かいたい」
カテゴリー: F1 / F1バルセロナ・カタルーニャGP / F1ドライバー
