ジョージ・ラッセル F1サウジアラビアGP「タイヤのオーバーヒートに苦労した」
ジョージ・ラッセルは、メルセデスのパフォーマンスが「期待外れ」だった上にタイヤのオーバーヒートも重なり、サウジアラビアGPでの5位は「妥当な結果」だと認めた。

メルセデスF1のラッセルは、ジェッダ・コーニッシュ・サーキットで開催された50周のレースを3位でスタートしたが、ミディアムタイヤを装着したオープニングスティントでは、マックス・フェルスタッペンと、最終的にレースを制したオスカー・ピアストリのパフォーマンスに追いつくのに苦戦した。

ハードタイヤに交換したラッセルは、前を走る2台との数秒の差を縮めようとしたが、タイヤのパフォーマンスがすぐに低下した。

終盤には、フェラーリのシャルル・ルクレールとマクラーレンのランド・ノリスに抜かれ、ラッセルは、タイヤの摩耗率が高いため、左フロントのタイヤでレースを走りきることができるかどうかを無線で確認した。

ラッセルは、サウジアラビアでのレース終盤、「タイヤのオーバーヒートに本当に苦労した」と明かした。

「本当に驚きだった。タイヤのオーバーヒートに本当に苦労した」

「最初は、わずかな差で2台を追いかけ続けていたが、2回目のスティントでは、彼らに追いつくために懸命にプッシュしたところ、突然タイヤがオーバーヒートして、急激にペースが落ち、最後の7、8周で1周分のタイムを失った。5位は打倒な結果ですが、今日のパフォーマンスはかなり期待外れだった」

パフォーマンスの低下により、優勝したピアストリに 27 秒差をつけられたものの、ラッセルは今シーズン 5 戦すべてで 5 位以上という素晴らしい成績を維持している。

ラッセルは、プラクティスでロングランを行わなかったため、レースに向けてパフォーマンスを過大評価していた可能性があり、自身もチームも、夕方のコンディションでタイヤがどのように機能するかが不確かだったと認めた。

「今週末は、非常に好調に見えた。プラクティスではロングランを行わなかったため、ペースが合っていないかもしれないという事実を把握できなかったか、あるいは潜在的な問題点を把握できなかったと思う」とラッセルは付け加えた。

「興味深いことに、僕たちはバーレーンであれほど良い結果を残せることは予想しておらず、ここではもっと強いパフォーマンスを発揮できると予想していた。でも、結果はまったく逆になった。これがこのスポーツの性質であり、誰もがパフォーマンスの向上に努めている」

ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 サウジアラビアGPアントネッリはクラッシュ寸前ながら6位でフィニッシュ

メルセデスチームのチームメイト、キミ・アントネッリも、タイヤのオーバーヒートに苦しみながら、7秒差の6位でフィニッシュした。

しかし、この若いイタリア人ドライバーは、レース中に2度も容赦のない壁に接触し、レースを終えるところだったことを認めた。

「T4で壁に接触して、バイブレーションを感じ始めたので、本当に怖かった。ただ、持ちこたえてくれることを祈るしかなかった」とアントネッリは語った。

「幸い、ゴールまであと 2 周だった。しかし、決して楽しい瞬間ではなかった。ラップを重ねるごとに限界に近づき、当然、壁に近づき始める。確かに、2、3 回はちょっと近づきすぎましたが、幸い、事なきで済んだ」

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / F1サウジアラビアGP