フォーミュラE 日産自動車
日産自動車は、5月11日(土)にモナコで開催された「ABB FIAフォーミュラE選手権」の第9戦モナコePrixに参戦し、決勝レースでオリバー・ローランドが2位となり、2度目の表彰台を獲得した。セバスチャン・ブエミも5位となり、日産e.damsの2台は揃ってトップ5フィニッシュを飾った。

ローランドは2回目の練習走行でトップタイムを記録し、順当にスーパーポールへと進んだ。スーパーポールでもトップタイムを記録したが、前戦パリePrixでのペナルティにより3番手からのスタートになった。

決勝レースでは終盤に2位に上がり、優勝ドライバーと僅か0.201秒差の2位で表彰台を獲得した。ローランドとともにスーパーポールに進出して5位からスタートしたブエミは、中盤以降に後続車から激しく攻め立てられましたが、順位を死守して5位でチェッカーフラッグを受けた。

「決勝で表彰台に上がり、2台のマシンがともにトップ5に入り、どのチームよりも多い得点(31点)を得られたことは素晴らしい結果です。前戦のパリePrixは厳しい結果でしたので、モナコで素晴らしいパフォーマンスを取り戻すことができたことは、懸命に取り組んできたチームの皆にとって大変うれしいことでした」と日産グローバルモータースポーツダイレクターであるマイケル・カルカモは述べた。

フォーミュラEのシーズン5は残り4戦。ドイツのベルリンePrix、スイスのベルンePrixの後、7月のニューヨークePrix(2戦)で幕を閉じる。

「チームはあらゆる面でうまく戦いました。私たちは毎戦、とても強いライバルたちと戦っています。今日の結果は、日産e.damsチームを表彰台の中央へと導く重要なステップになりました」と日産e.damsチーム監督であるジャンポール・ドリオは述べた。

オリバー・ローランド
「パリePrixは非常に悔しい結果でしたので、今回の結果は大変うれしいです。今日のレースでキーとなったのはエネルギーマネジメントでした。終盤にプッシュができるよう、レースを通してエネルギーを節約することに集中しましたし、確実に表彰台を確保してベルリンに向けて前進することが私たちにとって重要なことでした。私たちはどんどん強くなっています。残りのレースも楽しみにしています」

セバスチャン・ブエミ
「厳しい戦いでしたが、チームとして大量ポイントを獲得することができました。いいスタートを切ってローランドのすぐ後ろに迫りましたが、チームメイトと接触しないことが何より重要でした。私はバトルをしていた序盤に多くのエネルギーを使ってしまったため、後半はエネルギーを節約しなければならず、後ろから追い抜こうとするマシンを抑え続ける難しいレースになりました。スーパーポールでのタイムが良くなかったことも、決勝での苦戦につながってしまったと思います」

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カテゴリー: F1 / フォーミュラE / 日産