F1 フォース・インディア 2018年のF1世界選手権
フォース・インディアは、2018年のF1世界選手権を異なるチーム名で戦うことを決定。新しいチーム名は2018年F1マシンをお披露目する際に同時に発表される。

昨年からフォース・インディアは新たな商業パートナーを引きつけるためにチーム名から“インド”を外して“国際色豊か”な名称に変更することを検討していることを明らかにしていた。

フォース・インディアの最高執行責任者を務めるオトマー・サフナウアーは「我々はチーム名を変更するつもりであると常に言ってきた」と Auto Motor und Sport にコメント。

「名前は変わる。新車のプレデーションで発表することを計画している。しかし、まずはF1コミッションの承認を得なければならない」

同紙はチームの2018年F1マシン『VJM11』の発表会がプレシーズンテスト前日となる2月25日(日)にバルセロナのカタロニア・サーキットで行われると報道。トロロッソ・ホンダも同日に2018年F1マシンの発表を予定している。

しかし、チームの広報担当は「まだチーム名の変更やクルマを発表する日付は確定していません」と同紙に述べた。

フォース・インディアは、インドの実業家であるビジェイ・マリヤが率いるコンソーシアムが2007年10月にスパイカーを買収して誕生。インド初のF1チームとなった。

だが、オトマー・サフナウアーは、チーム名称に“インド”という言葉が含まれていることで、世界的なスポンサーを獲得することの妨げとなっていると述べていた。

今月初め、オトマー・サフナウアーは「潜在的なスポンサーは、我々が(チーム名を)変更しないのであれば、参加はしないと言っている」とCitizen にコメント。

「彼らはチームのスポンサーになるならば、1つの国に縛られていないチームをスポンサーしたいと考えているのだと思う」

フォース・インディアは、昨年5月すでにチーム名の変更の動きを見せており、英国で『フォース・ワン(Force One)』という名称がついた以下の6つ会社が登記している。

しかし、Force Oneを略語にした場合に『F1』になることから、スポーツの名称と混同することを避けたいと考えるリバティメディアから物言いがついた。

さらに候補名として発表されるや否や、高額での転売目的でドメイン名を占拠する“サイバースクワッティング”によってフォース・ワンという名称を含めた様々なバリエーションのドメイン名が取得されてしまった。

チームの副チーム代表を務めるボブ・ファーンリーは「問題はメディアに出た時に、あらゆる男と彼の犬がドメイン名を登録してしまうことだ」と語っている。

「当分の間はフォースと関係のあるものは優先順位が下がることになるだろう。全てが売れてしまった場合は、我々は完全に異なる名前にしなければならないかもしれない」

昨年11月には『Force Formula One Team Limited』という名前も登記されているが、オトマー・サフナウアーは“フォース”という言葉も変更することを除外していないと語っている。

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カテゴリー: F1 / フォース・インディア