フォース・インディア F1 ベルギーグランプリ
フォース・インディアのセルジオ・ペレスとエステバン・オコンがF1ベルギーGPで同士討ちを演じた。チームは「もうレースはさせない」と激怒している。

30周目。セルジオ・ペレスは、オー・ルージュへ向かう下りでエステバン・オコンをウォールに幅寄せするかたちとなり、ペレスの右リアタイヤとオコンのフロントウィングが接触。

エステバン・オコンはフロントウィングの一部を失い、セルジオ・ペレスはタイヤがバースト。デブリを除去するためにセーフティカーが導入された。最終的にエステバン・オコンは9位でフィニッシュ。セルジオ・ペレスはリタイアとなった。

伏線はあった。スタート直後にも同じ場所で同じようにセルジオ・ペレスがエステバン・オコンに幅寄せして軽く接触していた。

二人はF1カナダGPとF1アゼルバイジャンGPでも同士討ちを演じており、後者ではセルジオ・ペレスがリタイアに追い込まれている。

セルジオ・ペレスは「2回目のインシデントはエステバンがあまりに楽観的だったと思う。彼はストレート全体で動いていた」とコメント。

一方のエステバン・オコンは「もちろん、彼は僕がそこにいることをわかっていた。1回目は受け入れる。僕たちはスリーワイドだったし、彼には僕が見えなかったかもしれない。僕は彼には僕が見えていたと思うけどね。でも、2回目はやり過ぎだ」とコメント。

「彼はオー・ルージュで300キロで僕をウォールに幅寄せして、理由もなく僕の人生を危険に晒した。彼にはプロフェッショナルであってほしい。彼に真実を離すつもりだ。彼のことを恐れてはない。男として離す必要がある」

この事故にフォース・インディアは激怒。COOを務めるオトマー・サフナウアーは「今後、彼らは再びあのような機会は与えられない」とコメント。

「我々は今まで彼らにレースをさせてきた。チームにとって有益なやり方でできないのなら、もう彼らがレースをすることはないだろう」

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