リアム・ローソン F1移籍を阻む政治的事情 ウィリアムズが最有力候補
リアム・ローソンは2027年のF1ドライバー市場で、実力に反して難しい立場に置かれている。

2026年シーズンはレーシングブルズで中団トップクラスの活躍を見せているものの、レッドブル復帰の可能性は低く、他チームへの移籍にも政治的な事情が立ちはだかると報じられている。

F1 Oversteerは、アストンマーティン、ハース、キャデラックといった有力候補にはそれぞれ政治的な事情があり、ローソンの移籍は容易ではないと分析。その一方で、ウィリアムズが最も現実的な移籍先になるとの見方を示している。

実力十分でもレッドブル残留は不透明
リアム・ローソンは2026年シーズン前半11戦で43ポイントを獲得し、トップ4チーム以外では最高の成績を残している。パフォーマンス面ではグリッド屈指と評価されているものの、今季序盤にレッドブル・レーシングでわずか2戦のみ参戦した経験から、再昇格の可能性は極めて低いとみられている。

さらに、レッドブル育成のニコラ・ツォロフがFIA F2選手権で首位を走っていることもあり、レッドブル陣営には世代交代を進める動きがある。このため、ローソンと陣営の双方が2027年に向けて移籍先を探ることは自然な流れとされている。

アストンマーティン移籍を阻むホンダの存在
候補の一つとされるアストンマーティンでは、ジョナサン・ウィートリーがチーム代表に就任する見通しで、アウディ時代からローソンを高く評価してきた人物として知られる。

しかし、報道によるとホンダが別のドライバーを推す可能性が高いという。ホンダはレッドブルとの提携時代にも角田裕毅をローソンより優先する姿勢を示しており、現在シートを失っている角田裕毅をアストンマーティンへ送り込むよう働きかける可能性があると伝えられている。

ハースとキャデラックにもそれぞれ事情
ハースにも空席が生じる可能性はあるが、こちらではタイトルスポンサーであるトヨタの影響力が注目されている。

現時点でトヨタはワークスパートナーではないため決定権は限定的とみられるものの、日本メーカーとして自社に関係するドライバーを起用したい意向を持つ可能性があるという。

一方、新規参戦するキャデラックでは、アメリカ国内からコルトン・ハータを起用すべきとの声が強い。ハータはスーパーライセンス取得を目指してインディカーからFIA F2へ転向しており、チーム首脳もアメリカ人ドライバーを中心にプロジェクトを構築したい考えだとされる。

最有力候補はウィリアムズか
アウディは現在のドライバーラインアップを維持する方針で、アルピーヌもローソン獲得には積極的ではないと報じられている。その結果、残された現実的な選択肢としてウィリアムズが有力視されている。

ウィリアムズでは、チームの戦闘力低下に不満を抱くカルロス・サインツJr.の去就が注目されており、シートが空く可能性もある。

ジェイムス・ボウルズ代表は以前からローソンを高く評価しており、2024年にローガン・サージェントの後任としてローソンを期限付きで獲得しようとした経緯もある。当時はレッドブルが短期的な計画を理由に移籍を認めなかったが、ツォロフの台頭によって状況は変化しており、再び獲得に動いた場合は以前ほどの障害はないとの見方が示されている。

2027年の移籍市場では、リアム・ローソンは実力こそ高く評価されているものの、ホンダ、トヨタ、キャデラックそれぞれの思惑が交錯し、有力チームへの移籍は簡単ではない状況にある。その中で、以前から獲得を望んできたジェイムス・ボウルズ率いるウィリアムズが、現時点では最も現実味のある移籍先として浮上している。

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カテゴリー: F1 / リアム・ローソン / ウィリアムズ・レーシング