FIA F1テスト中にバスがサーキットに侵入した経緯を調査
FIA(国際自動車連盟)は、金曜日にバーレーンで行われたF1テスト中にバスがコース脇に立ち往生し、今週3度目の奇妙な赤旗を引き起こした経緯を調査している

バーレーン・インターナショナル・サーキットでの午後の最終セッションは、ターン9と10の外側のバリアの手前にバスが停車しているのが見つかったため、わずか7分で中断された。

当時、アルピーヌのピエール・ガスリー、ハースのエステバン・オコン、レーシングブルズの角田裕毅がコース上にいたため、レースコントロールは車両が安全な場所に移動するまでセッションを即時中断することを決定した。

4分後、バスが再びバリアの後ろに移動したため、テストは再開された。

FIAの広報担当者は、バスが赤旗の原因となったことを確認し、この件について調査すると述べた。

「今日の午後の赤旗の原因は、許可されていない車両だった」とFIAの広報担当者は述べた。

「その車両はコース上ではなく、サービスロードにいた。しかし、バリアで保護されておらず、どこに向かっているのかもわからなかった」

「トラックでの事故はすべて徹底的に調査され、関連するステークホルダーと情報を共有し、適切な措置が取られるだろう」

バスの運転手はサーキットに隣接するサービスロードで、クラッシュバリアに隙間がある場所で誤って曲がってしまったようだ。このエリアは、下の写真が示すように、その後フェンスで閉鎖された。

国際自動車連盟

金曜午後の赤旗により、今週はセッション中断の理由がやや意外なものが3つ続いたことになる。

テスト初日の水曜日には、サヒール・サーキットが全面停電に見舞われ、約1時間ほどトラックでの走行が中断された。

F1は後に、この問題は外部変電所の故障によるものだと説明している。

F1 バーレーンテスト初日

また、金曜日の午前中には、スタート/フィニッシュ・ストレートのコースサイドのガントリーから割れたガラスがコース上に落ち、清掃が必要となったため、セッションが中断された。

ガラスパネルは、ハースのドライバーであるオリバー・ベアマンが飛ばした石が原因で割れたのではないかと考えられている。ベアマンはそのとき、石が飛んだことに気づいていなかった。

The Raceの取材に対し、ベアマンは「そう聞いた。今は本当に申し訳ないと思っているが、もちろん狙ったわけではない。でも、どうやら僕が窓を割ったらしい」と語った。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟)