F1 国際自動車連盟 2018年のF1世界選手権
FIA(国際自動車連盟)は、2018年のF1世界選手権にむけてF1スーパーライセンスのルールを変更。フリープラクティスセッションに参加できるドライバーの基準を厳しくした。

これまで、FIAがシングルシーターの経験に基づいた十分な能力があると判断した場合、ドライバーは『フリー走行限定』のスーパーライセンスの資格を得るために“代表的なF1マシン”で2日間で300kmを走破し、スポーティングレギュレーションに関する質問に答えるだけでよかった。

その後、実際にドライバーがライセンスを申請する際には、競技規則についてチームから適切な説明を受けていることを証明するだけだった。

しかし、2018年からはフリー走行限定のスーパーライセンスの基準が厳格化される。ドライバーはF2選手権で6戦以上レースをするか、過去3年間で25点のスーパーライセンスポイントを獲得しなければならなくなる。その後、ドライバーが再申請する際には、F2でフルシーズンを戦った経験があるか、過去3年間で25点のスーパーライセンスポイントを獲得したことを証明する必要がある。

また、これまでの2日間で300kmのF1マシンでの走行、ルールの知識、そして、FIA国際スポーティングコードの付録L第5条“シングルシーター・フォーミュラカーで優れた能力を実証しなければならない”というFIAの判断に関する要件も引き続き必要となる。

2017年にF1フリー走行に出走したドライバーで新たなルールを適用した場合、アルフォンソ・セリスはライセンスを得られないことになる。トロ・ロッソからフリー走行に出走したショーン・ゲラエルは、25点のスーパーライセンスポイントは獲得できていないが、F2でフルシーズンを戦っているため発給資格は満たしている。

2018年からホンダはトロ・ロッソにF1パワーユニットを供給するため、ホンダの育成ドライバーがフリー走行に出走する可能性もあるが、現状でフリー走行限定スーパーライセンスの資格を満たしているのは、F2にフル参戦し、ハンガリーテストでザウバーのF1マシンで300km以上を走り込んだ松下信治のみとなっている。

福住仁嶺は21点、牧野任祐は11点とスーパーライセンスポイントが足りず、F1マシンでの走行経験もない。そのため、F2選手権に6戦以上参戦し、F1マシンで300kmのテスト走行を行う必要がある。

2018年、松下信治は日本に戻ってスーパーフォーミュラに参戦し、福住仁嶺と牧野任祐はF2選手権に参戦するとみられている。

今年9月、FIAはスーパーライセンス資格制度を変更し、F2とインディカーのドライバーにはより多くのポイントを与え、WEC、フォーミュラE、ヨーロッパF3のポイントは下げることを承認している。

FIAは、マックス・フェルスタッペンが17歳でトロ・ロッソからF1デビューして以降、F1スーパーライセンスの発行基準を改善することに努めている。

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カテゴリー: FIA