F1 ル・マン 日程
FIA会長のジャン・トッドは、モータースポーツのカレンダーは非常に混雑しているため、今後F1とル・マン24時間レースの日程衝突を避けるのは“不可能なミッション”だと述べた。

今年、ル・マン24時間レースは、2011年以来となるF1と同じ週末に開催され、ル・マンのゴールとF1ヨーロッパGPのスタートが重なった。

昨年、F1の開催日程が発表された際、世界耐久選手権のジェラール・ヌーブ代表は、そのスケジュールが“明らかな攻撃”だと述べ、その後、ジャン・トッドは日程衝突を謝罪していた。

今後も同じようなスケジュール問題が発生するのを避けたいと思っているかと質問されたジャン・トッドは「ある意味、それは不可能なミッションだ」と述べた。

「我々はモーターレーシングにどれくらい多くの健全なシリーズがあるかについて話をしていた。そして、我々には52の週末しかない」

「私はMotoGPのレースを観るのが好きだし、他のレースと重なることは頻繁になる。それで時々、それを逃してしまっている」

「ツーリングカー選手権、MotoGP、そして、F1レースを観ている。それは素晴らしいことだ。1つのシリーズから別のシリーズに行くことができる」

ジャン・トッドは、日程衝突はル・マンの客入りにそれほど悪影響があるとは思わないと述べた。

ジャン・トッドは、ル・マン24時間レースのスタートに参加し、翌日のF1レースのためにバクーへと飛んだ。

「私はル・マンにいたが、多くの人々がおり、決してわからなかった。ル・マンがバクーと同時だったことで被害を受けたとは思わない」

「私はバクーにいた。ちなみにル・マンは見ていたし、フォローすることができた。F1のスタートは午後3時でル・マンは午後3時に終わったからね

「本気で臨むならレースのスタートとル・マンのフィニッシュをフォーローすることはかなり簡単なことだった」

「ジャーナリストが一人しかいないが、両方をカバーしたいと思っている出版社や編集者が難しくなることは理解できる」

「だがレースに出席しなくてもレースについて書くことはできる」

ジャン・トッドは、あらゆる日程衝突を考慮しながら、カレンダーに21戦を組み込まなければならなかったバーニー・エクレストンに同情していると述べた。

「人生には妥協はつきものだ。誰もそれを実際に酷くしようとはしていないと思う」

「バーニーには同情しなければならない。彼には21のグランプリがあり、それは祭日に行われる。我々には多くのことがある」

「言葉を返すようで恐縮、批判家は最終的な判断を下せる全ての材料が揃っていないことがしばしばある」

「批判するのは簡単だ。だが、おそらくこのような状況に身を多くことになったとして、彼らがもっとうまく管理できることはないだろう」

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カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟) / ル・マン24時間レース