メルセデス AMG GT S
2015年のF1は、新たにメルセデス AMG GT Sをセーフティカー、メルセデス AMG C63 Sをメディカルカーに採用する。

新しいセーフティカーに指名されたメルセデス AMG GT Sは、昨年までセーフティカーを務めたSLS AMG GTの後継モデル。4.0リッターV8エンジンを搭載し、最大510馬力を生み出す。0-100km加速が3.8秒、トップスピードは時速310kmのパフォーマンスを誇る。

市販モデルのGT Sとの主な違いはルーフのライトパネル。リアウイングに加えて空力的な利点を備えるため、風洞でデザインされた。

セーフティカーのドライバーを務めるのはベルント・マイレンダー。助手席にはレースコントロールと連絡を取り合いつつ、iPadでレース状況をモニタリングするピーター・ティベッツが座る。昨シーズンは19戦中10戦でセーフティカーがレースを先導している。

ベルント・マイレンダーは「この5年間、ガルウイングのSLS AMGがF1における私のオフィシャルカーだった。今は、幸運にも開発段階から十分に理解された新しいメルセデス AMG GT Sを楽しみにしている。このAMGの新しいスポーツカーは、高いトラックパフォーマンスですぐに私を魅了した」と述べた。

また、新たなメディカルカーとして採用されたメルセデス AMG C63 Sをドライブするのはアラン・ファン・デル・メルヴェ。FIA フォーミュラ・ワン・メディカル・レスキュー・コーディネーターであるイアン・ロバーツ医師が同乗する。

C63 Sも搭載するエンジンは、4.0リッターV8エンジンで、最大出力も510馬力だが、0-100km加速は4.1秒となる。後部座席にはさらに1人ないし2人の医師が乗り込み、除細動器と人工呼吸器を含む医療機器を載せるスペースが設けられている。

2015年 F1 セーフティカー

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カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟)