フェラーリ 2024年の売上好調で従業員に多額のボーナスを支給
フェラーリは、2024年度の決算が目標を上回ったことを受け、今年、5,000人の従業員に多額のボーナスを支払う予定である。

フェラーリの純売上高は、2023年度と比較して前年比11.8%増の66億7,000万ユーロ(約1兆円)となり、純利益は21%増の15億ユーロ(約2370億円)となった。

その結果、スクーデリアのイタリア人スタッフには、前年の1万3500ユーロ(213万円)から1万4400ユーロ(227万円)のボーナスが支給されることになった。フェラーリのCEOであるベネデット・ヴィーニャ氏は、この朗報をジャーナリストたちに確認した。

フェラーリは2024年に13,752台を納車し、前年の12か月間から89台増加した。ヴィーニャ氏はまた、フェラーリが今後1年間に6つの新型モデルを発売し、その中には初の電気自動車も含まれることを確認した。

「2025年も堅調な成長が見込まれ、これにより2026年の収益目標のほとんどを1年前倒しで達成できるでしょう」と彼は述べた。

「当社は販売台数よりも収益の質に重点を置いている。これは、優れた製品構成とカスタマイズへの需要の高まりが原動力となった2024年の素晴らしい財務実績の最良の説明であると私は考えている」

フェラーリは最近、F1チームのリザーブドライバーとして中国人ドライバーの周冠宇と契約を結んだが、これは有益な動きである可能性がある。しかし、同社の販売台数は世界全体の10%以下にとどまっている中国では、戦略を変えるつもりはない。

「ブランドに対するアプローチが正しく行われていることを確認する必要がある。販売数を増やすこともできたが、そうはしなかった。品質を優先している。しかし、中国では5四半期分の受注がある」とヴィーニャ氏は付け加えた。

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / 自動車ニュース