フェラーリ、フェリペ・マッサが4位入賞 (F1モナコGP)
フェラーリは、F1モナコGPでフェリペ・マッサが4位、フェルナンド・アロンソは6位だった。
フェリペ・マッサ (4位)
「このサーキットではスタートで順位を上げない限り、追い越しのチャンスはなかなかない。相手のレースペースが変わらないときは特にそうだ。辛抱して、相手のミスなど不測の事態を待つしかない。今日はベッテルとクビサの背中を見て走った周回がほとんどで、結果、スタート時点と同じ順位でのゴールとなった」
「この週末はマシンの調子がとても良く、タイヤもうまく機能してくれた。どのサーキットでも、どのタイヤでも今回のような状態になるよう努力していかなければならない。今日獲得したポイントはチャンピオンシップ争いにおいては非常に重要なので、チームにとっていま大事なのは、万全の体制でトルコGPに臨めるようにすることだ」
フェルナンド・アロンソ (6位)
「今日は、やる気になる結果が出せた。ピットレーンからのスタートで6位入賞を果たすとは思いもしていなかった。僕にとっては厳しい決勝レースだった。この結果を残せたのは、アグレッシブな戦略を取り、決勝レースに向けて、ほとんどゼロからマシンを作り上げてくれたチームに負うところが大きい。チームの素晴らしい仕事がなければ、今回のようなレースを問題なく完走することはできなかった。序盤は、フラストレーションを感じながら追い越しをかけていた。遅いマシンの後ろで、パスするチャンスを見いだせないのは苦しいものだ。トンネル出口が一番のオーバーテイク・ポイントで、うまいドライバーとそうでないドライバーの差がみられたね。コース上でパスしたのは5〜6 台で、さらに12台を追い抜くことができたのはすばらしい戦略のおかげだ。木曜日に12周しか走っていないタイヤで、今日は77周走った。マシンは最後までうまく機能していた。予選に出場できていたらどうなっていたかはわからない。ただ、好成績を残せただろうし、ポールポジションも狙えたのではないかとは思う。冷静に丁寧な仕事をするだけだ。そうすれば、結果はおのずとついてくる。今日のレースでは、フェラーリがどれだけ優秀なチームかということも確認できた。どのチームが最強なのかは、チャンピオンシップの全19戦が終了した時点でわかることだ。それがフェラーリでなかったとしても、チャンピオンシップを制覇したチームがフェラーリよりも素晴らしい仕事をしただけのことであって、フェラーリが最善を尽くさなかったというわけではない」
ステファノ・ドメニカリ
「何よりもまず、完璧な仕事をやり遂げたチームと両ドライバーを褒めたいと思います。マッサは、プッシュできるときには思い切りプッシュしながら、上位勢と同じペースを保ち、非の打ちどころのない走りを見せてくれました。アロンソは、目の覚めるような追い上げを見せてくれました。ピットレーン・スタートから 6 位入賞というのは、すばらしい結果です。スタート時点のアグレッシブな姿勢と終盤の適切な判断によるものです。スタート直後にピットストップしてタイヤを変更するという戦略を取りましたが、これが見事に功を奏しました。土曜日は予想外の展開に実力を出せずに終わりましたが、今日の決勝でフェラーリの力を見せることができました。パフォーマンス面で強力なチームが 1 チームいますが、ドライバーズ、コンストラクターズともに、まだまだチャンピオンシップの行方は分かりません。引き続きマシンの開発に力を注ぎ、チームの目標を達せられるように一生懸命やるのみです」
クリス・ダイアー
「例年通り、モナコは厳しいレースでした。マッサは 4 番手スタートで 4 位入賞と順位こそ変わりませんでしたが、ここはオーバーテイクの難しいサーキットですから。マッサのタイヤは多少摩耗が激しかったため、予定より早めのピットインとなりました。それでも、ポジションを維持することができました。アロンソは、最高の結果を残しました。最初のラップでピットストップし、タイヤを交換するという作戦に出たのですが、レースが入り乱れていたおかげで、ライバルチームがピットストップする間に、いくつか順位を上げ、さらにコース上でも数台パスすることもできました。最後まで同じタイヤセットで走っていたので、その後のアロンソに求められた仕事は、タイヤとマシンに気を配ることでした。それを見事にやってのけ、何が起きても有利に展開できるよう、常に最速タイムに近いペースを維持していましたね」
※
フェルナンド・アロンソはレースを7位で終えたが、レース後、ミハエル・シューマッハに20秒加算ペナルティが科せられ、6位に繰り上がった。
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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / F1モナコGP
フェリペ・マッサ (4位)
「このサーキットではスタートで順位を上げない限り、追い越しのチャンスはなかなかない。相手のレースペースが変わらないときは特にそうだ。辛抱して、相手のミスなど不測の事態を待つしかない。今日はベッテルとクビサの背中を見て走った周回がほとんどで、結果、スタート時点と同じ順位でのゴールとなった」
「この週末はマシンの調子がとても良く、タイヤもうまく機能してくれた。どのサーキットでも、どのタイヤでも今回のような状態になるよう努力していかなければならない。今日獲得したポイントはチャンピオンシップ争いにおいては非常に重要なので、チームにとっていま大事なのは、万全の体制でトルコGPに臨めるようにすることだ」
フェルナンド・アロンソ (6位)
「今日は、やる気になる結果が出せた。ピットレーンからのスタートで6位入賞を果たすとは思いもしていなかった。僕にとっては厳しい決勝レースだった。この結果を残せたのは、アグレッシブな戦略を取り、決勝レースに向けて、ほとんどゼロからマシンを作り上げてくれたチームに負うところが大きい。チームの素晴らしい仕事がなければ、今回のようなレースを問題なく完走することはできなかった。序盤は、フラストレーションを感じながら追い越しをかけていた。遅いマシンの後ろで、パスするチャンスを見いだせないのは苦しいものだ。トンネル出口が一番のオーバーテイク・ポイントで、うまいドライバーとそうでないドライバーの差がみられたね。コース上でパスしたのは5〜6 台で、さらに12台を追い抜くことができたのはすばらしい戦略のおかげだ。木曜日に12周しか走っていないタイヤで、今日は77周走った。マシンは最後までうまく機能していた。予選に出場できていたらどうなっていたかはわからない。ただ、好成績を残せただろうし、ポールポジションも狙えたのではないかとは思う。冷静に丁寧な仕事をするだけだ。そうすれば、結果はおのずとついてくる。今日のレースでは、フェラーリがどれだけ優秀なチームかということも確認できた。どのチームが最強なのかは、チャンピオンシップの全19戦が終了した時点でわかることだ。それがフェラーリでなかったとしても、チャンピオンシップを制覇したチームがフェラーリよりも素晴らしい仕事をしただけのことであって、フェラーリが最善を尽くさなかったというわけではない」
ステファノ・ドメニカリ
「何よりもまず、完璧な仕事をやり遂げたチームと両ドライバーを褒めたいと思います。マッサは、プッシュできるときには思い切りプッシュしながら、上位勢と同じペースを保ち、非の打ちどころのない走りを見せてくれました。アロンソは、目の覚めるような追い上げを見せてくれました。ピットレーン・スタートから 6 位入賞というのは、すばらしい結果です。スタート時点のアグレッシブな姿勢と終盤の適切な判断によるものです。スタート直後にピットストップしてタイヤを変更するという戦略を取りましたが、これが見事に功を奏しました。土曜日は予想外の展開に実力を出せずに終わりましたが、今日の決勝でフェラーリの力を見せることができました。パフォーマンス面で強力なチームが 1 チームいますが、ドライバーズ、コンストラクターズともに、まだまだチャンピオンシップの行方は分かりません。引き続きマシンの開発に力を注ぎ、チームの目標を達せられるように一生懸命やるのみです」
クリス・ダイアー
「例年通り、モナコは厳しいレースでした。マッサは 4 番手スタートで 4 位入賞と順位こそ変わりませんでしたが、ここはオーバーテイクの難しいサーキットですから。マッサのタイヤは多少摩耗が激しかったため、予定より早めのピットインとなりました。それでも、ポジションを維持することができました。アロンソは、最高の結果を残しました。最初のラップでピットストップし、タイヤを交換するという作戦に出たのですが、レースが入り乱れていたおかげで、ライバルチームがピットストップする間に、いくつか順位を上げ、さらにコース上でも数台パスすることもできました。最後まで同じタイヤセットで走っていたので、その後のアロンソに求められた仕事は、タイヤとマシンに気を配ることでした。それを見事にやってのけ、何が起きても有利に展開できるよう、常に最速タイムに近いペースを維持していましたね」
※
フェルナンド・アロンソはレースを7位で終えたが、レース後、ミハエル・シューマッハに20秒加算ペナルティが科せられ、6位に繰り上がった。
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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / F1モナコGP