フェラーリ:新型フロア&エンジンカバーを投入 / F1イギリスGP
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前戦F1オーストリアGPでは、メルセデスが“Bスペック”と言えるほどの大幅なアップグレードを投入。その1週間後にはフェラーリが今回のアップグレードを投入するなど、タイトルを争うライバルの開発戦争は激化している。
フェラーリは、今季マシンのフロアエリアにロングスロット(溝)のコンセプトを採用しており、すでにこれまでも改良が加えられてきたが、F1イギリスGPでは、この重要なエリアの気流を改善させるために新たに3番目のスロットが追加された。
また、リアタイヤの直前に湾曲したチャネルが加わり、ロングスロットからの気流にブレンドされる。さらにスロットを横切るストラット(突っ張り)は、過度の湾曲を避けるために強化されている。
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フロアの変更と同様に、フェラーリはより湾曲した新しいデザインのエンジンカバーを導入。以前は平たんな形状だったが、中央の冷却アウトレットの両側に“谷”が追加されている。これはメルセデスが最近使用しているもののコピーだ。
この追加のチャンネルは、気流がボディワークを通って引き込まれる方法を変更し、局部的な空気の流れに影響を与えるおとになる。
このデザインは、フェラーリがアゼルバイジャンGPで使用していた、スプーン形状のローダウンフォース側リアウイングで完璧に機能するが、今週末のイギリスGPのプラクティスっでもテストされるものの、リアウイングはベルギーGPにむけてのテストになると思われる。
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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / F1イギリスGP