フェラーリ F1
フェラーリは、棄却された2010年レギュレーション案の停止への法的措置を推し進めるかどうかを検討している。

フェラーリは、FIAと予算キャップの解決策を探し続ける一方で、現在の2010年レギューレションが進行するようであれば、F1を撤退するとの姿勢を崩してはいない。

「すでに進行中の法的措置を続けるべきかを検討する一方で、フェラーリは、FOTAの一員としてFIAと商業権保有者とともに誰もが同じルールで、安定して利益を得られるレギュレーションを確実にするために働くことを約束する。一方で、入念にそして段階的にコストを削減するというここ数ヶ月の仕事を続ける」

「すべてのチームが合意に至ることができなければ、5月12日に明かしたように、フェラーリはF1世界選手権にマシンを出走させないという取締約会の決定に従う。最も重要なモータースポーツカテゴリであるF1世界選手権のステータスや特性が薄められるのであれば、1950年のF1世界選手権制定時から参戦を続けるマラネロであろうとも参加を見送ることにつながるだろう」

フェラーリは、予算キャップ計画はF1に損害を与えると考え、法的措置を取らざるを得なかったと語る。

FIA上院との同意書で許可されたフェラーリの拒否権の存在と有効性は、法廷で確認され、契約上自然なことであると判断された」

「そのため、今回の件を扱うのはFIAの内部法廷ではなく、通常の民事訴訟として扱われることも確認された。法廷は、3月17日と4月29日の世界モータースポーツ評議会で拒否権が行使されたと考え、民事訴訟として緊急に裁かれることとなった」

「そのような決定は問題の最終結果に影響を与えないものの、FIAが2010年F1世界選手権参戦を狙うチームをだますことを許すものとなった。最終的にフェラーリは拒否権発動を余儀なくされたが、これはフェラーリを含むすべてのチームがF1世界選手権に参戦するために必要なものだった」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ