ステファノ・ドメニカリ
フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリは、フェラーリF60の発表会でKERS導入がコスト削減に矛盾すると主張した。

2009年からF1に導入されるKERSだが、各チームは新しい技術の開発に苦労しており、その開発には莫大なコストが費やされている。

ステファノ・ドメニカリは、KERSの導入がFOTAやFIAが推進するコスト削減の動きと矛盾しているとの考えを述べた。

「KERSに関しては政治的配慮をしたいと思っている。他チームと話し合っているが、コストを削減しなければならない我々の今の立場として、このようなシステムを導入するのは矛盾している」

「KERSがパフォーマンスを効果的に改善することが明確になれば、KERSを使うかどうかを判断できるだろう。シミュレーションして開発を進めることが我々の課題であり技術的な挑戦だ。今日この新システムをトラックでテストしているので、KERSにについて考える上でも非常に重要な日だ」

「今年はテストが15,000kmに制限されており、シーズン開幕後はテストができない。テスト台とシミュレーションは今以上に利用されるだろう」

「先にも述べたように、多くの問題があるが、我々の主な目標は信頼性だ。去年は高い代償を払ったが、今年はKERSのような複雑なシステムについて、信頼性の確認を目標にしている。今日トラックで走っているマシンがそれを確認する。マシンにはKERSが搭載されている」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ