レッドブルF1育成の岩佐歩夢、最終戦でポール・トゥ・ウイン / FIA-F2
レッドブルF1育成の岩佐歩夢は、FIA F2最終戦をポール・トゥ・ウインで締めくくり、今季2勝目を挙げ、シリーズランキング5位でシーズンを終えた。
午後1時、気温30℃、路面温度41℃のコンディションの下、フォーメーションラップがスタート。ポールポジションからスタートした岩佐歩夢は加速がつかず、第1コーナーまでに2番手スタートのマシンに先行されたが、第1~2コーナーのポジション取りでトップを奪い返し、1周目を終えた。
その後、後続は1秒以内に迫るが、岩佐歩夢は首位を守る。7周目、今シーズンのチャンピオンであるフェリペ・ドルゴヴィッチが2番手に上がり、岩佐歩夢の背後に迫った。
9周目、ソフトタイヤでスタートした岩佐歩夢はタイヤ交換のためにピットイン。次周にドルゴヴィッチもピットインし、岩佐歩夢の背後でレースに戻り、岩佐歩夢は同じ戦略のマシンのなかでトップを死守した。
2番手のドルゴヴィッチは、常に1秒前後の差で岩佐歩夢にプレッシャーをかけ続けた。レース後半に、異なる戦略のマシンがピットインし、ポジションは徐々に上がるが、背後から迫られる状況は変わらず、緊迫したレースが続く。
26周目、すべてのマシンがピットインを終え、岩佐歩夢はトップに立った。2番手のドルゴヴィッチとの差は1秒で、毎周ストレートエンドでのアタックからポジションを死守する展開となり、レースは終盤戦となった。31周目と最終ラップのターン8~9で2台は激しいサイドバイサイドの戦いとなったが、岩佐歩夢はポジションを守り切り、トップでチェッカーフラッグを受けた。
今シーズン2勝目を挙げた岩佐歩夢は、ポールポジションの2ポイントと優勝の25ポイントを加え、シリーズポイントは合計141ポイントとなり、ランキング5位に上昇して2022年シーズンを終えた。
岩佐歩夢は結果として最終戦で勝てたことは大きなポイントだと思いますし、よかったです」とコメント。
「スプリントレースでのバランスの悪さは、改善してよくなったものの、全体としてペースはあまりいいものではありませんでした。スタートでは、クラッチの調整を直前にしたのが、あまりよくなかったようで少し出遅れてしまいましたが、並んだ状態からブレーキングを遅らせて、トップを守ることができました」
「ドルゴヴィッチにずっとプレッシャーをかけられる展開となり、後半は彼の方がポテンシャルはあったと思います。セクター1では自分の方が速いのがわかっていたので、そこで差をつけてストレートで抜かれないようにしていました。それでも終盤は徐々に差を詰められて攻め込まれましたが、なんとかトップを守り切ることができました。正直言って、かなり早い段階で彼が迫ってきたので、厳しいとは思っていましたが、『やるしかない』とプッシュし続けました。ミディアムタイヤの摩耗については問題ないのはわかっていましたが、温度管理が大事なのでそれには気を使いました。それでも、やはり後半少し滑るような感覚があり、ペースはドルゴヴィッチの方がよかったと思います。
「今シーズンはいいことも悪いこともたくさんあって、学ぶことが多く、いい経験になった1年でした。前半はなかなか結果が出ないことも多く、そこからチーム全体で反省と改善を続けて、一緒に成長し強くなれたことがとてもうれしいです。その点でも最後のレースでの優勝はとても大きな意味を持つもので、チームに感謝しています」
「ルーキーイヤーでのランキング5位は、目標としていた(スーパーライセンス取得可能な)4位以内には届きませんでしたが、当初の状況から考えればよくやったと思いますし、チームとともに強くなれた結果なので、うれしい結果だと思います。もちろん、まだまだ速く、強くなれる余地はたくさんあるので、今年学んだ『できることはすべてやる』という姿勢を続けていきます」
カテゴリー: F1 / FIA F2 / 岩佐歩夢
午後1時、気温30℃、路面温度41℃のコンディションの下、フォーメーションラップがスタート。ポールポジションからスタートした岩佐歩夢は加速がつかず、第1コーナーまでに2番手スタートのマシンに先行されたが、第1~2コーナーのポジション取りでトップを奪い返し、1周目を終えた。
その後、後続は1秒以内に迫るが、岩佐歩夢は首位を守る。7周目、今シーズンのチャンピオンであるフェリペ・ドルゴヴィッチが2番手に上がり、岩佐歩夢の背後に迫った。
9周目、ソフトタイヤでスタートした岩佐歩夢はタイヤ交換のためにピットイン。次周にドルゴヴィッチもピットインし、岩佐歩夢の背後でレースに戻り、岩佐歩夢は同じ戦略のマシンのなかでトップを死守した。
2番手のドルゴヴィッチは、常に1秒前後の差で岩佐歩夢にプレッシャーをかけ続けた。レース後半に、異なる戦略のマシンがピットインし、ポジションは徐々に上がるが、背後から迫られる状況は変わらず、緊迫したレースが続く。
26周目、すべてのマシンがピットインを終え、岩佐歩夢はトップに立った。2番手のドルゴヴィッチとの差は1秒で、毎周ストレートエンドでのアタックからポジションを死守する展開となり、レースは終盤戦となった。31周目と最終ラップのターン8~9で2台は激しいサイドバイサイドの戦いとなったが、岩佐歩夢はポジションを守り切り、トップでチェッカーフラッグを受けた。
今シーズン2勝目を挙げた岩佐歩夢は、ポールポジションの2ポイントと優勝の25ポイントを加え、シリーズポイントは合計141ポイントとなり、ランキング5位に上昇して2022年シーズンを終えた。
岩佐歩夢は結果として最終戦で勝てたことは大きなポイントだと思いますし、よかったです」とコメント。
「スプリントレースでのバランスの悪さは、改善してよくなったものの、全体としてペースはあまりいいものではありませんでした。スタートでは、クラッチの調整を直前にしたのが、あまりよくなかったようで少し出遅れてしまいましたが、並んだ状態からブレーキングを遅らせて、トップを守ることができました」
「ドルゴヴィッチにずっとプレッシャーをかけられる展開となり、後半は彼の方がポテンシャルはあったと思います。セクター1では自分の方が速いのがわかっていたので、そこで差をつけてストレートで抜かれないようにしていました。それでも終盤は徐々に差を詰められて攻め込まれましたが、なんとかトップを守り切ることができました。正直言って、かなり早い段階で彼が迫ってきたので、厳しいとは思っていましたが、『やるしかない』とプッシュし続けました。ミディアムタイヤの摩耗については問題ないのはわかっていましたが、温度管理が大事なのでそれには気を使いました。それでも、やはり後半少し滑るような感覚があり、ペースはドルゴヴィッチの方がよかったと思います。
「今シーズンはいいことも悪いこともたくさんあって、学ぶことが多く、いい経験になった1年でした。前半はなかなか結果が出ないことも多く、そこからチーム全体で反省と改善を続けて、一緒に成長し強くなれたことがとてもうれしいです。その点でも最後のレースでの優勝はとても大きな意味を持つもので、チームに感謝しています」
「ルーキーイヤーでのランキング5位は、目標としていた(スーパーライセンス取得可能な)4位以内には届きませんでしたが、当初の状況から考えればよくやったと思いますし、チームとともに強くなれた結果なので、うれしい結果だと思います。もちろん、まだまだ速く、強くなれる余地はたくさんあるので、今年学んだ『できることはすべてやる』という姿勢を続けていきます」
カテゴリー: F1 / FIA F2 / 岩佐歩夢